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使いやすさの究極をめざして 〜ユニバーサルデザイン〜
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第2回 リサーチを知る 研究開発の現場とは
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第2回 リサーチを知る 研究開発の現場とは
普通の暮らしこそ重要
さて本社を後にし、取材陣一行は2つ目の研究所がある豊中市へと向かった。目指すは、2002年にできた「くらし研究所LivLa」。かねてより冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる白物家電を研究していた組織が、全社をあげたUD活動の導入に伴い「変わった」と聞いていたのだが、なんと目の前に現れたのは幸せなファミリーが住んでいそうな新築一戸建。ここは、家電を普通の生活の中で研究するために建てられた、施設であった。
「生活研究のためにわざわざ家までつくるとは、お見それしましたっ」と叫ぶ一行。玄関で靴を脱ぎ中に入ると、おいしそうな匂いが鼻をくすぐった。電子レンジのテストで、スタッフがシフォンケーキを焼いていたのだ。テーブルには食器洗い乾燥機の洗浄テスト用に、ナポリタンらしき食べ残しのべったり付いた皿が載っている。ふと壁際に目をやると「只今ホコリ採取中。さわらないで」の張り紙。「ふき掃除機」の実験のために集めているという。
「実験装置や測定機器など設備の整った研究所や実験室もありますが、その環境ではわかりにくいこともあるのです。私たちは、普通の生活と同じ環境の中で使いやすさについて調べているのです」と、くらし研究所グループマネージャーの井上修輔さんは言う。つまりここは、ごく普通の生活の中でのUDを探求するための研究所だ。
この家の中で松下のUDが鍛えられているとは、よもや通行人は気付くまい。生活者視点に立つために家をまるごとつくったそのダイナミックな発想に、まさに脱帽。
キッチンにある冷蔵庫、電子レンジ、炊飯ジャー、食洗機などは全てテスト対象品。一人暮らし、大家族、あるいはホームパーティのときなど、使われる状況をさまざまに想定してテストする。
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