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ヒゲを考えつづけて50年

序章 ヒゲを考えつづけて50年

 

みなさん、はじめまして。
僕、ヒゲライターの森敬典です。

ね、ね、どうです?このヒゲ。
いいでしょ。美しいでしょ。ダンディでしょ。
思わず、頬ずりしたくなりませんか?
伸ばしはじめて、もう10年になるんですよ。

もちろん、ヒゲには愛着があります。自慢です。
大袈裟と思われるかもしれませんが
このヒゲがあるからこそ、森敬典なんです。

これまで、一生懸命に手入れしてきました。
こまめにヒゲの長さを一定にそろえたり、
ヒゲの生える向きをキレイに整えたり…。
それはもう、こだわりの10年でしたね。

そんな僕に、イズム編集部から緊急指令が…。
電気シェーバーを世に出して50周年の松下電工が
これまで培ってきた技術やノウハウをすべて注ぎ込んだ
記念的フラッグシップモデルを登場させたので、
取材に行ってきてほしい、とのこと。

くどいようですが、
僕は、ヒゲにこだわって10年になります。
そのこだわりには、自信を持っていました。
しかし、上には上が、いるものです。
松下電工は、ヒゲのことを考えつづけて50年。

がんばりますひとりの人生に匹敵するほどの長い歴史の中で
電気シェーバー開発に携わった数多くの人たちの
さまざまな想いは、多くのドラマを生んだことでしょう。
そんな先人たちや現在の人たちの意思が、
ぎっしりと詰められたであろう記念モデル『ラムダッシュ』。

はたして、どれくらいの実力を持っているのか…。
この目でしっかり見てやろうと思っています。

で…、取材の前の下準備。

取材へ行く前に、イズム編集部からたくさんの資料が届きました。
ま、予備知識をしっかり頭に叩き込んでから出かけてください!
ということですかね。ハイ、ちゃんと、予習しておきますよ。
どれどれ、『ナショナルメンズシェーバー50年の軌跡』ってか…。


MS10(1955年 発売) ふーん、電気シェーバーの第一号機は1955(昭和30)年に
登場したのか。へーっ、僕が生まれる10年も前じゃない!
そりゃそうか、50周年だもんな。
スーパーレザーD.W. ES861(1981年 発売) 1981(昭和56)年には、石けんをつけてヒゲ剃り!なんて
キャッチフレーズのスーパーレザーDWが出てたんだ。
この頃にもう水洗いがはじまってたんだ。なるほど。
カーボチタンV ES323(1988年 発売) 高級シェーバー市場でのシェア第1位に踊りでたのが
“黒牙”のニックネームをつけたカーボチタンV。
鋭角刃の先駆けV刃が登場したのは1988(昭和63)年。
ツイン&フロート ES702(1991年 発売) ツイン&フロートって耳に覚えがあるな。
ほー、ネット2枚刃の名作か。フォルムはトルソーデザイン。
それが1991(平成3)年のことですね。
リニアスムーサー ES881(1995年 発売) 1995(平成7)年。この頃、僕はヒゲを伸ばしはじめたんです。
世界初リニアモータ搭載のリニアスムーサー登場。
このモデルから3枚刃の時代になったのです。
ラムダッシュ ES8093(2002年 発売) そして…2002(平成14)年。
30°鋭角内刃、全方位フロートヘッド、
ダイレクト・リニアドライブの初代ラムダッシュ。
これが50周年記念モデルの原型になっているわけですね。
理想は安全カミソリだそうです。
 
  こんな50年の「ものづくり魂と技術の結晶」が
『ラムダッシュ ES8176』だというわけですね。
 
で、ES8176が世界に誇る技術としては・・・
   
アーク刃 1. 肌の曲面にフィットするマルチフィットアーク刃。
なるほど、こんなカーブの外刃は
見たことがないですね。
 
鋭角内刃 2. ヒゲをスパっと根元から消す世界初30°鋭角内刃。
内刃の刃先がシャープになった、ということですね。
でも、30°にするってそんなに難しいの?
     
リニアモータ 3. 世界最速リニアモータ。
1分間に13,000ストロークするそうです。
リニアモーターカーより早い?
     
全方位フロートヘッド 4. さらに進化した全方位フロートヘッド。
肌への密着度がさらにアップしたようですね。
デザインも良くなった?
     
全自動洗浄充電器 5. 全自動洗浄充電器で
簡便さと環境保護も実現している!
たしかに、電気シェーバーって掃除が大変。

あとは、
ラムダッシュの商品紹介ページを見ておこう・・・
http://lamdash.jp/
 
なるほど、ラムダッシュの技術ポイントはおおむね理解しました。
それぞれに対する興味が、むくむくと沸いてきましたよ!

ところで、『ナショナルメンズシェーバー50年の軌跡』の中で、
ちょっと気になった一文が…

“特に私達が先人の方々から引き継いでいるDNAは
(1) シェービング行動の研究:業界で初めて美科学研究室を設立し、髭・肌・
ヒゲ剃りの行動を徹底的に科学するソフト技術”

さすがヒゲにこだわって50年の松下電工。
ちゃんと科学的なソフト研究もしていたんですね。
でも「美科学研究室」とはどんな所なのでしょうか?
どんな人が、どんな研究をしているんだろう?
もしかしたら、白衣の「きれいなおねえさん」が、
顕微鏡を覗いたり、パソコンを叩いたり…。
いろんな想像(いや妄想か)が、次から次へと
頭の中に浮かんでは消えていきます。

次回、「美科学研究室」にうかがい
その実態を探ってきます。

ご期待ください。

剃るのがめんどうだからヒゲを生やしている!?

『ひげづきあいを愉しむ会』のリサーチによると、男性がヒゲを生やしている理由の第一位は「剃るのがめんどうくさいから」。40.6%の人が理由にあげています。ちなみに第二位は「おしゃれとして」の26%。積極派が、消極派に大きく水を空けられている…という感じです。
ヒゲを生やしている理由は?


コラム おひげまわりのトリビア、お楽しみ下さい!
ヒゲに税金!?
  じまんのヒゲにまで税金がかかるのかぁ。。。 かつて、ヒゲに税金をかけた皇帝がいました。それはロシアのピョートル大帝(1655〜1725)です。当時、敵国であったスウェーデンと戦争をするために風呂税やスイカ税、クルミ税、煙突税などの奇抜な税金を次々とあみだし、ネタが尽きてヒゲに行き着いたとも伝えられています。1705年のことでした。身分によってヒゲ税の率は異なっていましたが、農民に関しては基本的に対象外となっていたようです。ただし、農民が都市に来たときは、微量であれヒゲ税が課されました。なかなか画期的な税制ではありましたが、結局、失敗に終わったようです。
   
  ヒゲにもいろいろあります。
  場所によってこんな名前があったのかぁ。。。

ヒゲと一口に言っても、漢字にするといろいろ分類できるのです。ひとつは「髭(シ)」。これは鼻の下の口ヒゲのこと。次に「鬚(シュ)」。こちらは、あごヒゲのことです。最後が「髯(ゼン)」。これは、もみあげから頬全体を覆う毛のことを呼ぶ名称。総称としては、「髭」の字が使われています。ヒゲをたくわえるのが当たり前のアラブの世界ではヒゲの呼び名は8種類もあります。ヒゲに対する関心の高さが語彙の豊富さにつながっているのですね。

《出典》近畿化学工業界1995.3 『肌とヒゲ』佐藤安広

   
  いろいろなヒゲ顔。
  こんなに種類があるんです

明治時代になると文明開化が花開き、欧米に続けとばかりにさまざまな風習が取り入れられました。ヒゲもそのひとつ。まずは官員の口ヒゲからはじまり、やがて個人の顔型に似合うようにさまざまな工夫がこらされました。天神ヒゲは教育者、八字ヒゲは官史、関羽ヒゲは豪傑に好まれたようです。日露戦争の頃は、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世を真似たカイゼルヒゲが軍人の間で大流行しました。

《出典》カミソリ倶楽部

   

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