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柿崎こうこ presents 美と健康は、ナノサイズの水に宿る 〜nanoe(ナノイー)技術〜

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  • プロローグ 実感!ナノイー
  • その1 ナノイーって何ナノ?
  • その2 お肌と髪の救世主!
  • その3 ナノイーの未来!

2009年2月10日公開

お肌と髪の救世主!

会議室に現れたのは、ドライヤーとナイトスチーマーの技術開発・商品企画を担当する、こちらの方々。

きよふじ みさとさん 写真

清藤 美里 
(きよふじ みさと)
パナソニック電工株式会社
電器事業本部 
ビューティ・ライフ事業部
商品企画グループ 
主任

たかの ひろゆきさん 写真

高野 弘之
(たかの ひろゆき)
パナソニック電工株式会社
電器事業本部 
ビューティ・ライフ事業部
技術開発グループ 
技師

きしもと あつこさん 写真

岸本 篤子
(きしもと あつこ)
パナソニック電工株式会社
電器事業本部 
ビューティ・ライフ事業部
技術開発グループ 
技師 (エステ評価開発担当)


理想のドライヤーとは?

まずはドライヤーのご担当、清藤(きよふじ)さんに「ヘアドライヤー ナノケア」について伺っていきましょう。

カキザキさん

「ナノケア、私も愛用させてもらっています。使いはじめですぐに、髪がサラサラになるのが実感できました!」


清藤さん

「ありがとうございます!おかげさまで多くの方にご好評いただいています」


カキザキさん

「この穴からナノイーが出てくるわけですね。よく見ると、穴の中にナノイーデバイスの電極が収まっているのがわかります。


ナノイーデバイスの電極 写真

パッと見は、しっかりガッチリした印象に感じるんですが、実際に手にしてみると思いのほか扱いやすいですよね。髪を乾かす時もスイスイ動かせますし、重心の取り方が絶妙というか・・・。私がドライヤーに求めるものをキッチリ実現してくれている、という感じです」


ドライヤーには「速乾、軽さ、やさしい風圧と温度」を希望! イラスト
早く乾いて、扱いやすくて、かつやさしい風圧。ナノケアはこれらを全部兼ね備えているんですよ〜。
清藤さん

「ありがとうございます。お客様から寄せられるご要望でも、速く乾かす能力へのリクエストが一番多いです。さらに最近は、『速乾かつ、髪にやさしい』という、いわば相反する効果が求められているんです」


カキザキさん

「そもそも、『髪にやさしい』とはどういうことを指すんでしょうか?」


清藤さん

「一言で言うと、髪がうるおっていること、ですね。具体的には、キューティクルが引き締まっていて、髪の水分バランスが整っている状態のことを指します

日ごろ、私たちの髪は、紫外線やパーマ、ブラッシングなど、様々なストレスにさらされています。髪を洗うことも、清潔になる一方で、洗い方によっては髪そのものに大きなストレスを与えてしまうんです」


カキザキさん

「キレイにしているはずの洗髪も、実はストレスの要因に?」


清藤さん

「はい。急激に引っ張ったりゴシゴシ洗ったりすることで、髪の表皮であるキューティクルが摩擦で傷ついたりすることもあるんですよ」


髪のストレスの一因 イラスト
カキザキさん

「だから洗髪後には、トリートメントやヘアクリームをつけるといった、いわば『攻めのケア』が必要なんですね」


清藤さん

「確かにそういうケアも大切ですが、でもまずは髪を乾かす時点で、髪そのもののうるおいを逃さないようにしよう・・・と試みているのが近年のドライヤーのあり方なんです。例えばマイナスイオン搭載のドライヤーなら、髪のうるおいが逃げにくいように。ナノイーの場合はマイナスイオンよりも水分の量が多いので、髪がうるおいやすい、という特長があるんです」


髪の比較写真
髪の比較写真
髪の比較写真
カキザキさん

「写真を見比べると、ナノイーの場合が一番、髪の表皮のデコボコ感が少ないですね」


清藤さん

「デコボコしていないということは、指通りもスムーズに感じるということです」


カキザキさん

「なるほど!私がナノケアを使って実感した『サラサラ感』はここから来ているんですね!」


髪がうるおうイメージ イラスト

ドライヤー独自のナノイー発生方式!

カキザキさん

「引き続き、技術的な面について高野さんにお伺いします。ナノイー技術搭載のドライヤーが髪にやさしい!というのはわかったのですが、他に、今回の『ヘアドライヤー ナノケア』ならではの特長ってあるんでしょうか?」



ドライヤー独自のナノイーデバイス電極。
高野さん

「2008年9月発売のドライヤーから、ナノイーの発生システムを『パルス発生』という方式に変えました。この方式は他のナノイー搭載商品には無い、ドライヤー独自のものです」


カキザキさん

「パルス発生・・・耳慣れない言葉ですが、これは?」


高野さん

「1秒間に約50回の強弱を付けながらナノイーを発生させる方式です。従来は間隔を置かずに連続発生させていたんですが、間隔を置いて発生させるほうが、髪内部への浸透力が高まるのでは?という発想からスタートしました」


パルス発生 イメージ図
カキザキさん

「もともと目には見えないナノイーですが、1秒間に50回、というのもスゴイですね。それって、ほとんど『連続』ではないの?と思ったりして(笑)。でもそうやって細かい間隔をあけることで、結果に違いが出たんですね?なんでだろう・・・」


清藤さん

「そうですね、例えば満員電車を想像してもらうとわかりやすいかもしれません。連続発生の場合は、列車に乗客がワーッと一斉に乗ろうとしている状態。これだと場所によってはナノイーが行き届かず、髪全体の水分量にムラが生じてしまいます。一方、パルス発生の場合は、乗客が整列乗車をしてスムーズに乗り込んでいく、つまり髪全体の水分バランスがより平均化するんですね」


髪の毛を電車にたとえると・・・ イメージ図
カキザキさん

「なるほど、この例えはわかりやすいですね。パルス発生なら、髪が受け入れやすいタイミングで、順序よくナノイーを送りこんであげることができるんですね。この間隔を空けてやるという発想はどこからきたんですか?」


高野さん

「髪の毛には水分をはじく成分もあるので、ナノイーも細切れに送ってやれば、より浸透しやすくなるのでは?と仮説を立て、実証実験を重ねていきました。結果として、水分バランスの整った『うねりを抑えた髪』を実現することができました」


恐怖の「5℃部屋」!?

カキザキさん

「皆さん、試作品を実際に使ってみたりされたんですか?」


三原さん

「はい、ナノイー関連商品の開発に関わる人間はもちろん自らモニタリングに参加します。私の場合は、『5℃部屋』にこもって何度も実験を繰り返しました」


カキザキさん

「ご・・・『5℃部屋』!?」


通称「5℃部屋」 写真通称「5℃部屋」 写真

こちらが通称「5℃部屋」。扉の向こうは・・・見るからに寒そうな空間が!?

三原さん

「まあ、5℃部屋というのは通称でして、実際は室内温度を−30℃〜80℃まで自在に調整することのできる、恒温恒湿槽という試験室なんです。新しい商品を世に出すにあたり、こういった試験室で様々な温度状況を設けまして、試作品があらゆる環境下でうまく稼動するかどうか実験しています。

ドライヤーの場合、どんなテストをするかといいますと・・・例えば自分で髪を濡らして洗髪後と同じ状態にして、通常はありえないような室温の中で試作のドライヤーを実際に使ってみるんです。どのぐらい速く乾くか、乾き方にムラはないか、ナノイーは安定して発生しているかどうか・・・など、繰り返し繰り返し検証する事もあります」


カキザキさん

「ということは、その通称からして、室温5℃の場合でもテストしたりするわけですね。聞いただけで、さ、寒い・・・!」


三原さん

「逆に、40℃の状況下での実験も行っています。担当部署以外の社員にもデータ集めに協力してもらってます」


5℃部屋での実験風景 イラスト
カキザキさん

「サラサラの髪を叶えてくれるドライヤーの開発に、そんな過酷なウラ話があったとは・・・」


三原さん

「お客様に安心・安全にお使いいただくためにも、こういった検証はこれからもしっかり続けていきたいですね」


スッキリボディは、悩みのもと!?

カキザキさん

「最後に、デザイン面での特長について教えてください」


清藤さん

「まずは使いやすいことが第一ですので、持ちやすさ、軽さにはとことんこだわりました。その上で、ボディにはこれまでにない曲線を採用し、パナソニックとしても全く新しいドライヤースタイルに挑戦しました」


カキザキさん

「確かに、クールでカッコイイ。こだわりにこだわったカタチなんですね」


高野さん

「今回は『まずはデザインに妥協しない』ということでスタートしましたので、ナノイーの機能に必要なパーツをいかに効率的にレイアウトするかが勝負でした。特にデザイン側がこだわったのが吹出口の形状ですね」


吹出口の形状 説明イラスト
カキザキさん

「使う側が気に留めないようなところまで、当然ながらすべて計算の上で作られているということですね〜。しっとりサラサラ髪をキープするために、これからもありがたく使わせていただこうと思います!」


忙しい人のための、「ながら美容」。

カキザキさん

「引き続いて、『ナイトスチーマー ナノケア』について伺います。これは就寝時にベッドサイドに置いて『寝ながら』使う・・・という、なかなか斬新な美容アイテムではないかと思うんですが、もともと、どういういきさつで誕生したのでしょうか?」


ナイトスチーマー 使用イメージ 写真
岸本さん

「女性の社会進出が進んだ昨今、仕事をしながら日々の暮らしもアクティブに楽しむ、といった女性が年々増えてきています。でもその結果、お肌のお手入れにかける時間はどんどん短くなってきているのが現状です。

もともとパナソニックでは、『イオンスチーマー ナノケア』などで一日15分間の素肌ケアをご提案していますが、仕事に家事に、子育てに・・・とお忙しく過ごされるお客様には、その15分間ですら惜しい、という方もおられます。そこで、もっともっと時間を有効に使える商品があれば!ということで、『ながら美容』をコンセプトにした商品の開発に取り組むことになったんです」


カキザキさん

「なんといっても、『寝ながら』ですから、『ながら』アイテムの究極って感じです。 実際、お客様からの反響はどうですか?」


岸本さん

「実は発売までは不安な気持ちでした。すでにイオンスチーマーが世に出ていますし、そもそも睡眠中に使う美容商品というものが受け入れられるのだろうか?と・・・。でも、いざフタを開けてみると、一時は生産が追いつかなくなるほどの大ヒットとなりまして・・・」


カキザキさん

「実は、みんなが待っていた、のですね(笑)。私も使い始めてすぐには自覚しませんでしたが、数週間続けるうちに、『なんだか朝起きたときの乾燥具合が減ったかも』と思えてきて。今も毎晩スイッチオン!状態です。
具体的には、このナイトスチーマーによって、お肌はどんな状態になるのでしょうか。以前、髪の毛とお肌のうるおい方には違いがある、と聞いたのですが・・・」


ナノイーの浴び方は? イメージイラスト
岸本さん

「そうなんです。髪の毛はナノイーが浸透することで、比較的すぐに効果を実感いただけると思いますが、お肌の場合は、髪の毛ほどすぐに変化が感じられるものではないんですよ。もともと、お肌は28日周期で生まれ変わるので、ナイトスチーマーの場合も、まずはそれぐらいの期間お使いいただいたのちに、お肌の変化を実感いただける商品かと思います。実際、冬場のモニタリング時にも、最低2週間、毎晩使ってもらった上で、全く使わなかった人との比較を行いました」


肌のうるおい 比較グラフ

※ 冬場の乾燥したシーズンに各10名ずつの計測。(人によっては効果があらわれにくい場合があります。)

カキザキさん

「ナイトスチーマーを使った人は、お肌のうるおいキープ、ですね!」


岸本さん

「毎晩、ナノイーがお肌のうるおいをキープすることで、肌水分量も安定します。そのため、肌内の水分蒸発も減らすことができます」


カキザキさん

「結果としてお肌が生まれ変わるタイミングが来ても、うるおいを保ち続けることができる、というわけですね!どんな忙しい人も、睡眠は必要ですから・・・そのときに、お肌のケアもできてしまうという一石二鳥!たとえ寝返りを打ったとしても、その場合は髪の毛がうるおいますし。私も毎晩、地道にスイッチオンし続けたいと思います!」


かわいいカタチには、ウラ(話)がある

カキザキさん

「このナイトスチーマー、コロンと丸っこい形もいいですよね」


ナイトスチーマー試作品 写真
試作時のナイトスチーマー。
確かに、最初からまん丸です!

岸本さん

「ドライヤー同様、この商品も、最初から『丸い形状でいく!』ということは決まっていました」


カキザキさん

「・・・ということは、部品をいかにその形状内に収めるか、ドライヤー同様、苦心されたのですね?」


岸本さん

「お察しのとおりです(笑)。丸い、つまり『球体』だということは、技術者にとっては『部品のレイアウトが最もしにくい形状』にほかならないんですね。通常、家電製品に使われている回路ブロックは一枚の四角い基板に部品を並べていくのが常ですので、有効利用できる空間が球体、しかもスチームとナノイーを発生させるデバイスが優先的に存在する・・・となると、基板を配置できる四角い空間がグンと減ってしまいます。

ただ、ベッドサイドに置いて、くつろいだ気分でお使いいただく・・・というコンセプトのことを考えますと、やっぱりこのコロンとしたカタチが譲れないというのは理解できるんですよね。ですから、まずはその商品の存在価値について充分納得した上で、ではどうすればその制約の中でベストのレイアウトができるのか?という点に、我々技術スタッフは知恵を絞りました。最終的には、1枚でまとめればラクにできるはずの四角い基板を、複数枚に分けて配置するなど、いわばアクロバット的な方法で乗り切りました」


カキザキさん

「このまーるい可愛いカタチに、現場の苦労が詰まっているんですね・・・涙。 他にも大変だった点はありますか?」


岸本さん

「毎日お使いいただくものですから、スチーム用の給水タンクの取り出しやすさや、シンプルな操作性などを心がけました。そして何より、睡眠中という状態でお使いいただく商品ですので、そのための配慮も欠かしませんでした」


岸本さんとナイトスチーマー 写真
ナイトスチーマー本体は、安定性の高い低重心設計。この白いお皿を敷いて使います。横転自動オフ機能、空焚き検知機能付きナノです。
カキザキさん

「確かに、うっかりスチームのそばに手をやったりとか、本体に手がぶつかってゴロンと転がってしまったりとか・・・寝ている間の身体の動きは、本人でも意識して制御できないですもんね」



岸本さん

「また当然ながら、静音性にもこだわりました。 スチームとナノイーをお肌に届けるためファンを使用しているんですが、試作の段階で『ファンやスチームの音が気になって眠れない』と言われ、すぐに対策に取り掛かりました。試作時よりもファンは回転数の少ないものを採用し、スチーム発生部分には消音ネットを搭載しました。また、ナノイー発生時の微量の放電音についても、デバイスの周辺に発泡体を設け、睡眠時に気にならないレベルにまで抑えることができました。


女性社員も積極的にモニタリングに参加 イラスト

また、スチーム運転時、ナノイー運転時にそれぞれ専用のLEDランプが点灯するんですが、この明るさについても、睡眠を妨げず、なおかつ昼間の室内の照度の下でもきちんと認識できる明るさを心がけました」


カキザキさん

「ナノイー効果をしっかり出し、睡眠中の安全と快適さもしっかり確保する、その絶妙なところを具現化している商品だということですね!」


カキザキさん

「今回は、『髪を乾かしながら』だったり、『寝ながら』だったり・・・現代に生きる忙しい女性のために企画されたナノイー商品について詳しく教えていただきました。清藤さん、岸本さんら働く女性の視点、声が生かされながら実現していった2つのナノケア、とっても頼もしい存在です。これからも期待しています!
では最後に・・・皆さんの今後の夢を教えてください」


岸本さん

「実はナノイー効果は、男女を問わず、あらゆる世代の方々にご好評いただいているんですよ。これからも一人でも多くの方にナノイー搭載商品をお使いいただければと思います。そしてお客様のくらしが、より健康的に、美しく快適なものになるよう、生活者の視点を生かしながら、今後も頑張りたいと思います」


清藤さん

「そうですね・・・私はお客様の声を技術者側に伝えていくのが使命ですので、いくら技術者泣かせと言われようとも、これからも『女子の目線』!でもっとわがままに機能と使いやすさを追及し続けたいと思います」


高野さん

「その厳しい条件にいくら泣かされようとも(笑)、お客様のために乗り越えていきます!」


取材風景と集合写真

それでは、技術開発ご担当の皆さんにも再びお出ましいただき、記念写真です!パチリ。皆さん、ありがとうございました!

さて、次は場所を滋賀県草津市に移し、新たなナノイー搭載商品のヒミツについて探っていきたいと思います。

それでは、次回をお楽しみにナノだ。                   

その3へGOナノだ!

柿崎こうこ

青森生まれ。1996年 セツ・モードセミナー 美術科卒業。
女性誌や書籍、広告などで活躍中のイラストレーター。
自他ともに認めるビューティマニア&健康おたく。
著書に「GoGo!美人道DX(デラックス)」(双葉社刊)、「美食日記」(ベストセラーズ刊)ほか。
最新作は「GoGo! 上京 ユメ見て歩け」(双葉社刊、青森県推奨図書認定)。

ホームページ「Beauty 7 〜ビューティセブン〜」
http://kakizakikoko.com/index.html

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