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Human File 〜開発ストーリー〜:VIERA らくらくアイコン 開発チーム 三俣龍明/高橋誠吾

映像技術だけじゃない。使いやすさだって、最先端。

2011年7月。アナログ放送から「地デジ」に移行する日も、気が付くとあともう少し。
「地デジ」をはじめ、テレビを取り巻く環境は今やどんどん変わってきている。

テレビからインターネットを閲覧したり、番組表から検索して録画したり、SDメモリーカードに記録した写真や動画を大画面に映したり・・・今、テレビは、「見るもの」としてだけじゃなく、「使うもの」としても楽しまれている。

ところで、それだけ多機能になったテレビ。使い方もかなり複雑になっているのでは・・・?と、機械にあまり明るくない者としては考えてしまうところ。

パナソニックのプラズマテレビ「ビエラ」は、映像技術を追求することはモチロン、使いやすさもとても大切にしているという。そのひとつが、今回取材させていただいた、ビエラの「らくらくアイコン」機能だ。

一体どう「らくらく」なのか?「らくらくアイコン」のソフト開発担当の三俣龍明さんと、デザイン担当の高橋誠吾さんのおふたりにお話をうかがった。

テレビを「使いこなしている」人が増える一方、「見るだけ」の人も多い。最近はこの二極化が進んでいるという。

テーマ;便利な機能も、使いこなせなければ意味がない!

テレビの機能が充実すればするほど、メニューもまた増えるもの。リモコンのボタンも昔に比べるとずいぶん増えて、なんだか複雑・・・そう感じているのは、私だけではないはず。

三俣さん
「便利な機能でも、実行するまでに何回も操作が必要で、人によっては使いこなせないということがありました。その機能がついていることを知らなかった・・・なんてことも。」
高橋さん
「そこで、便利な機能を厳選して、それらをボタン一押しで画面に表示させよう、と考えたのです。」

まずどのボタンを押せばいいのか分からない・・・ということもある私にとっては、よく使う機能をひとまとめにして表示してくれるだけでかなりありがたい話。でも、これはまだアイディア段階。これからが、おふたりの腕の見せ所なのだ。

「ジャンル検索なら、ほらカンタンに韓国ドラマが見つかるんですよ」「これ便利ねぇ」「お客様がお持ちのビエラにも付いてますよ」「えっ!」これは三俣さんがショップ店で実際に体験した話。便利機能に気づいてもらえないのは悔しい!

挑戦:メニュー表示を、文字からグラフィックスへ!

高橋さん
「今まで、メニューは文字だけで表示していました。よく使う機能だけをひとまとめに表示しても、文字だけではパッと見で分かりづらい。そこで、メニューを文字からアイコンを使ったグラフィックで表示しようと考えました。」

そういえばパソコンでも、自分のよく使う機能はデスクトップにアイコンで表示させている。なるほど、アイコンなら直感的に機能が理解できる。

高橋さん
「スムーズに表示させるため、少ないデータ容量でも一目で分かるような画像を目指して、ひとつのアイコンを何度もつくり直しました。」
三俣さん
「そのアイコンに動きをつけるのは私の役目です。アイコンをビューンと滑らかに出す、選択した機能は分かりやすく大きく表示するなど、リモコン操作が楽しくなるような動き方をモットーにプログラムしました。」

こうして、おふたりのチームプレイで、より使いやすい、新しいビエラのメニュー表示が誕生した。

アイコンにスムーズな動きをつけるため、画像処理の回路を新たに搭載したエンジンも開発!

メニュー表示を文字からアイコンを使ったグラフィックへ。

挑戦:メニュー表示を、文字からグラフィックスへ!

パナソニックのビエラは、日本のみならずアメリカ、欧州など世界各国のご家庭で親しまれている。国によって食文化がガラッと異なるように、テレビ文化もまた国によってさまざまだ。

三俣さん
「録画して残す、というのは実は日本特有の文化なんです。たとえばアメリカでは外部のチューナーでの視聴が多いなど、テレビの楽しみ方は国によってかなり異なります。」
高橋さん
「そこで、らくらくアイコンで表示する機能も地域ごとにカスタマイズしようと考えました。例えば日本は番組検索、米国はホームシアター、欧州はホームネットワークなど、地域ごとによく使われる機能をチョイスしました。」

グローバルな商品だからこそ、使う人に合わせた細かなモノづくりがとても大切なのだ。

海外での呼び名は「VIERA TOOLS」。アメリカや欧州でも使いやすいと好評だとか。

上から、アメリカ、欧州、日本のアイコン。地域ごとに異なる機能がチョイスされているのが分かる。


人:デザイナーだって、ソフトを考える。技術者だって、デザインを考える。

現在、タッグを組んで6年目という三俣さんと高橋さん。高橋さんの出したデザインアイディアを、三俣さんが本当にカタチにできるか検証していく、だけではない。時には三俣さんの方からデザインのアイディアがでたり、その逆があったり・・・。まさに二人三脚でひとつのモノづくりを進めている。

高橋さん
「三俣さんは、『絵心の分かる設計者』。感覚でことを進めたいデザインに対し、設計は『出来る』『出来ない』と理詰めで反応しがちなのですが、感性面の必要性を分かってくれるのでありがたいです。」
三俣さん
「良いチームワークをつくる秘訣は、ズバリ遠慮しないこと。必要なときにはお互いの領域まで踏み込んで意見を言うこともありますよ。良い商品をつくりたいという想いは同じですからね。」

また、月に一度、ケータイやDVDプレーヤーの技術者たちと「アイコン委員会」を開いているという。商品の枠を飛び越えて、意見交換ができる場所。使いやすさのための新しいアイディアは、そんなところからも生まれているのかも知れない。



夢:使いやすさでも、もっと選んでもらえるテレビへ。

「リモコンを触るのが怖くなくなった」「録るのも見るのもカンタンにできる」らくらくアイコンを使ったお年寄りからこんな声がたくさん寄せられた、と笑顔で話してくれたおふたり。

三俣さん
「ユーザーからの生の声を聞くのが、やっぱり一番はげみになりますね。より多くの人に使ってもらうために、これからも使いやすい機能を開発し続けていきます。」
高橋さん
「使いやすいアイコンの追求はもちろん、カスタマイズや半自動操作など、より使う人にフィットした機能を考えていきたいですね。」

テレビは、子どもからお年寄りまでさまざまな人が楽しむもの。いわば一生付き合っていく製品だ。だからこそ、どんな人にも使いやすいテレビを目指して。おふたりの挑戦は続いていく。

好評の声、厳しい意見、新たな注文・・・すべてが、次の開発のはげみになるのだ。

ソフト開発 三俣龍明/ユーザーインターフェース 高橋誠吾 VIERAらくらくアイコン開発チーム:デザイナーと技術者としてお互いの立場からアイディアを出しあいVIERAの操作感や使いやすさを研究。日本、アメリカ、欧州、それぞれの文化圏に合わせた操作性を追求。
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※ 社名・部門名、商品名等は掲載当時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。

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