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水素は、ガス管などでの運搬に適さず、現時点では、貯蔵することも容易ではありません。
しかし、水素は、天然ガスやナフサなどの化石資源から水蒸気改質法(*1)、部分酸化法(*2)、自己熱改質法(*3)などの方法で製造されており、中でも、天然ガスの水蒸気改質法については、広く実用化された方法で、触媒を充填した反応器の中で、天然ガスと水蒸気を反応させる過程で、水素を取り出すことができます。
都市ガス(メタン(CH4))を燃料とし、燃料電池で「改質」による水素の製造を行えば、既存の都市ガスのインフラを転用でき、かつ、扱いにくい水素を貯蔵、運搬する必要がありませんので、家庭用燃料電池には、改質装置が内蔵され、燃料として都市ガスを使用します。
なお、水蒸気改質法で水素を取り出す場合、炭素を含んだ化石資源からの改質であるため、二酸化炭素(CO2)や一酸化炭素(CO)が発生します。一酸化炭素(CO)は燃料電池の化学反応に悪影響がありますので、水を加えた変性反応や、酸素を加える浄化反応などで、二酸化炭素(CO2)に換えます。


