ページの先頭です。
ここから本文です。
パナソニック株式会社の企業美術館、パナソニック 汐留ミュージアムは「モードとインテリアの20世紀展 - ポワレからシャネル、サンローランまで -」を2016年9月17日(土)から11月23日(水・祝)まで開催します。
きらめくベルベットの布地に豪華な毛皮で襟飾りが施されたコート、最高の職人の手で刺されたビーズ刺繍のケープ、チュール地をふんだんに用いてボリュームたっぷりに仕上げられたイブニングドレス、銀糸で複雑に織り込まれた薔薇モティーフが華やかなパンプス・・・。国内屈指のモードコレクションを収蔵する島根県立石見美術館の麗しいモード作品の数々を、この秋、東京で一堂に紹介いたします。
20世紀は、ファッションがめまぐるしく変化した時代でした。社会のありようがモードを変革し、また逆に衣服の形が女性のライフスタイルに直接働きかける場合もありました。そうした動向は同時代のインテリアにもみることが出来ます。本展では、ベルエポック、ジャズエイジ、世界恐慌と大戦を経てミッドセンチュリーを過ぎるまでの20世紀ファッションの流れを、同時代の主要なインテリアと共に概観します。インテリアは展示造作によって表現し、衣裳作品と同じ空間でご覧いただく試みです。
暮らしを総合芸術の舞台と捉え、人々の生活に欠かすことの出来ない造形である、衣服と住居、その移ろいをご覧ください。
名称: | 「モードとインテリアの20世紀展 - ポワレからシャネル、サンローランまで -」 |
会場: | パナソニック 汐留ミュージアム 東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4F JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線 ・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩約6分、都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分 |
会期: | 2016年9月17日(土)〜11月23日(水・祝) |
主催: | パナソニック 汐留ミュージアム、毎日新聞社 |
特別協力: | 島根県立石見美術館 |
後援: | フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会 |
協力: | TOKYO MX |
休館日: | 毎週水曜日(ただし11月23日は開館) |
開館時間: | 午前10時より午後6時まで (ご入館は午後5時30分まで) |
入館料: | 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料 20名以上の団体:各100円割引 障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能 |
担当学芸員: | 宮内 真理子 |
1.ポワレ、シャネル、ディオール、バレンシアガ、サン=ローランなどの
衣裳によって20世紀のファッションを概観
ファッションの領域で質の高いコレクションを持つ、島根県立石見美術館。同美術館より出品されるおよそ130点(うち衣裳36点)の作品にて、1900年から1960年代までのパリのオートクチュールを中心としたモードの歴史をご紹介します。
2.各時代のインテリア・スタイルの紹介
エンパイア・スタイル、アール・ヌーヴォー様式、アール・デコ様式、ミッドセンチュリー・モダンなど、モードと並行してくらしを彩った装飾スタイルを展示造作によって表現します。
3.バッグや靴などの装身具に加えて、ファッション・プレート、ファッション誌、写真他多数の関連作品
『レ・モード』、『フェミナ』等の各時代のファッション誌、あるいは『ガゼット・デュ・ボントン』他に収録されてモードをリードしたファッション・プレートや、リチャード・アヴェドンらによるファッション写真も展示します。
1.ファッションとインテリアの流れが見られるのは当館だけ
人々のくらしに深く関わる衣服と生活空間。いずれも人間のいとなみを包むものとして、それぞれの時代の装飾デザインの傾向が顕著に反映されるものです。これらを同一空間で紹介することで、より立体的に各時代の造形をご覧いただけます。
2.最適な照明環境の下での鑑賞
パナソニックの美術館・博物館照明技術を駆使した最適な照明で展覧会をご鑑賞頂きます。作品保護に十分に配慮しながら、多様な素材のモード作品を各作品に応じた個別調光により、美しさを引き立たせ、見やすく照らします。照明は、美・博専門の照明デザイナー藤原工氏が担当します。
3.モードにちなんだ日限定プレゼント!
[各日先着250名様 お一人にバルビエかマルタンのいずれか一枚]
展覧会出品作品であるバルビエとマルタンのファッション・プレートに基づいた、本展限定の特製ぬりえを、モードにちなんだ、9月22日(木・祝)、9月29日(木)、10月14日(金)、10月29日(土)、にご来館くださった方に差し上げます。
4.写真撮影可能エリア、あります
来館者の皆様に、展覧会の感動や思い出を多くの人と共有いただけるよう、会場内に写真撮影可能なエリアを設けます。
本展では、出品作品のポショワール版画集『ポール・イリーブが語るポール・ポワレのドレス』と『ジョルジュ・ルパップの見たポール・ポワレの作品』の2点を、デジタルブックでもご紹介します。
本の展示は通常、開かれたページしかご覧頂けませんが、デジタルブックを活用することでページを擬似的にめくりながら、収録の全図版をご鑑賞頂けます。
ポール・イリーブ
『ポール・イリーブが語るポール・ポワレのドレス』
1908年より Pl.9.
1900年代はじめ、女性たちは19世紀末のスタイルを引継いだ重厚なドレスを着用していました。
やがてレジャー文化の拡大から機能的な衣服への関心の高まりや、ポワレによるディレクトワール時代のリバイバルスタイルのドレスの提案によって、衣服は身体の自然なラインを意識させるものに変化していきます。
会場では20世紀初頭のスタイルを写真で紹介し、続く時代のポワレやフォルチュニイによるゆったりと布をまとうような衣裳などを展示します。インテリアでは18世紀の歴史様式と、当時全く新しいスタイルだったアール・ヌーヴォー様式をご覧いただきます。
ポール・ポワレ
《イブニング・ドレス》1913年
島根県立石見美術館蔵
1920年代に入ると、女性の身体は少年のような痩せ型が美しいと好まれました。狂騒の時代とよばれるこの時期、スパンコールや金糸を使った装飾的なドレスに、毛皮やベルベットなど華やかな素材のコートを羽織るスタイルが流行します。
30年代は細身のロングドレスと、布地を多く使ったギャザーやドレープのロマンティックなドレスが人気となりました。会場ではシャネルやランヴァン、ヴィオネの衣裳が、アール・デコを演出
した空間にきらびやかに並びます。
マドレーヌ・ヴィオネ
《イブニング・ドレス、ストール》1938年
島根県立石見美術館蔵
第二次大戦中、パリのオートクチュール・メゾンは休業や閉鎖を余儀なくされたものの、戦後1946年にはコレクションの発表が復活。オートクチュールはアメリカを市場として拡大し、50年代には活況取り戻します。
1947年のデビュー以降、一貫して贅沢な素材使いと優雅なシルエットのドレスによって、時代のモードをリードしたのがディオールです。展示ではディオール、バレンシアガそしてチャールズ・ジェームズの衣裳と共に、ミッドセンチュリー・モダンのインテリアをご紹介します。
クリスチャン・ディオール
≪ボール・ガウン≫1954年
島根県立石見美術館蔵
1960年頃ロンドンの街中で登場したミニ・スカートは、1964年にクレージュによってオートクチュールに取り入れられます。この事は、大衆文化がハイ・ファッションの領域でも無視できない力を持ち若者のエネルギーが流行の潮流を左右させる時代に入ったことの象徴でした。一方で同時期、ファッションにおいて既成概念を覆す試みが次々に実施され、ビニール、金属、紙などユニークな素材のドレスが登場します。
航空機や宇宙開発が活発化した時代の、有機的な形態と近未来を感じさせる素材によるインテリアと共にご紹介します。
アンドレ・クレージュ
≪ドレス、ブーツ≫
1960年代後半−1970年
島根県立石見美術館蔵
気テレビ番組「ぶらぶら美術博物館」(BS日テレ)などでおなじみの山田五郎さんが本展の魅力について楽しくお話くださいます。
出演 :山田五郎
日時 :2016年10月14日(金)午後2時〜午後3時
会場 :パナソニック東京汐留ビル5階ホール
定員 :要予約(定員250名先着順)
聴講費:無料(ただし本展の鑑覧券が必要です) ※未就学児はご遠慮ください。
コサージュブランド、ラ・フルールの岡野奈尾美さんを講師にお迎えし、オリジナルコサージュのdorothyを制作します。
出演 :岡野奈尾美
日時 :2016年11月3日(木・祝)午後1時〜午後3時30分(開場は午後12時30分)
会場 :パナソニック東京汐留ビル3階ホール
定員 :要予約(定員15名先着順)
対象 :15歳以上
参加費:3,000円(税込)
・お申し込み方法 : 講演会はハローダイヤル03-5777-8600へお電話にてお申し込みください。
・受付開始日 : 2016年8月22日(月)より
・受付時間 : 午前8時から午後10時
※簡単なアンケートにご協力いただきます。
※受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。
※定員に達しなかった場合、当日受付をする場合があります。
※未就学児はご遠慮ください。
※お申し込み時にいただいた個人情報は、本イベントの受講管理の目的でのみ使用致します。
なお、お預かりした個人情報は、上述の目的での使用に同意いただいたものとさせていただきます。
展示室: | 面積:450u 天井高さ:3.7m |
ルオーギャラリー: | フランスの画家ジョルジュ・ルオーの作品を常設展示。 ルオーは独特の太い描線、厚く塗り込められた絵の具、ステンドグラスを想わせる光り輝く色彩で、 道化師や裁判官、聖書風景などを描き続けました。 当館の所蔵作品よりテーマ展示を行います。(ジョルジュ・ルオー所蔵作品数:約230点) |
ミュージアムショップ: | パナソニック 汐留ミュージアムオリジナルグッズをはじめ、各展覧会に合わせた関連書籍、グッズなどを販売。 ショップのみのご利用も可能です。 |
報道関係者様:パナソニック 汐留ミュージアム 倉澤 電話:03-6218-0078
お客様:ハローダイヤル 03-5777-8600
関連サイト: http://panasonic.co.jp/ew/museum/