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2014年10月21日 パナソニック 汐留ミュージアム 「ジュール・パスキン」展
2015年1月17日(土)-3月29日(日)

パナソニック株式会社の企業美術館、パナソニック 汐留ミュージアムは「ジュール・パスキン」展を2015年1月17日(土)から3月29日(日)まで開催します。

開催趣旨

ポンピドゥー・センター、パリ市立近代美術館、ヨーロッパ個人コレクション・・・
珠玉のセレクションによるパスキンの回顧展

パリにあるコミテ・パスキンの全面的な協力のもと国内では16年ぶりとなるパスキンの本格的な回顧展を開催します。
ジュール・パスキン(1885-1930)は、「エコール・ド・パリ」といわれる主に1920年代にパリに集った異邦人芸術家たちを代表する画家です。フジタやキスリングを親友に持ち、ピカソやシャガールらも活躍した第一次大戦後の「狂乱の時代」に、パリで高い評価を受けて、次々と作品が売れた時代の寵児でした。なかでも、繊細で震えるような輪郭線と、真珠のような輝きを放つ淡く柔らかな色合いで描かれた女性や子どもたちの作品で人気を博しました。
本展では、まず20世紀初頭のミュンヘンで時代と風俗を鋭く写し取った風刺画を雑誌に寄稿しながら、デッサンの修練に余念がなかった時代の作品を紹介。また、その後パリに移住し、本格的に油彩画に取り組んだ時代の意欲作や書籍の挿絵風の水彩が並びます。さらに第一次大戦を回避し渡ったアメリカで生まれた、精鋭な仲間たちや旅した中米各地の風土から影響を受けた作品が出品されます。最終コーナーでは、パスキンの全盛期である1920年代後半の充実した真珠母色の油彩作品群に加えて版画やパステル、コラージュなど多彩な作品がそろいます。
本展はいわば、狂乱の時代を生きた旅人の軌跡です。エコール・ド・パリの貴公子パスキンの名品の数々を是非ご覧ください。

*コミテ・パスキンはパリに拠点を置き、展覧会活動等を国際的にサポートし、パスキンの作品を広く普及させるための活動を行っています。

企画展概要

名称: 「ジュール・パスキン」展
会場: パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4F
JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線
・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩約6分、都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分
会期: 2015年1月17日(土)〜3月29日(日)
主催: パナソニック 汐留ミュージアム、東京新聞
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、駐日ブルガリア共和国大使館、港区教育委員会
企画協力: ホワイトインターナショナル
休館日: 毎週水曜日(但し2月11日は開館)
開館時間: 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
入館料: 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料
20名以上の団体:各100円割引
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能
担当学芸員: 宮内真理子

展示のみどころ  ※出品作品は予告なしに変更になる場合があります

第1部:ミュンヘンからパリへ<1903-1905>

1903年から1905年までのミュンヘンで過ごした2年間は、ウィーンでの基礎的な美術教育を終えた駆け出しの画家であったパスキンの活動を追うための短くも重要な時期である。彼は鋭い視点と観察力、そして卓越した素描力を認められ、ミュンヘンで発行されていた人気風刺雑誌『ジンプリツィシムス』にプロとして挿絵を描き、早熟な成功者としての道を歩き始めた。その一方で解剖学的な人体表現を重視した美術学校へ改めて通うなどさらに技能を磨くための努力を怠らなかった。この時期、ドイツ表現主義の活動にも接して大きく影響を受けている。しかし、雑誌に素描を提供するだけでは満足できなかったパスキンは、絵画を描く画家となるためにパリを目指すこととなる。

【出品作品】
・《ミュンヘンの少女》 1903年 パリ市立近代美術館蔵
・《女の肖像》 1903年 個人蔵
・《室内》 1903年 個人蔵、パリ              ほか

ミュンヘンの少女

《ミュンヘンの少女》
1903年 パリ市立近代美術館蔵
©Eric Emo / Musée d' Art
Moderne/ Roger-Viollet

第2部:パリ、モンパルナスとモンマルトル<1905-1914>

1905年にパリに移住したパスキンはモンパルナスに身を落ち着け、ミュンヘン時代の仲間が集うカフェ「ドーム」に出入りしながら、一方で私学の絵画アカデミーへ入門したり、友人のアトリエを訪問して、油彩の研鑽を積んでいる。素描では、ミュンヘン時代よりも優美で柔らかな穏やかさを持った線へと変化し、パリでの暮らしからの影響が作品に現れるようになる。この時期、ドイツ表現主義とともにフォーヴィスムとも出会い、影響を受けることとなる。

【出品作品】
・《エルミーヌ・ダヴィッドの肖像》 1908年 グルノーブル美術館蔵
・《二人の少女》 1907年 ポンピドゥー・センター蔵
・《モデル》 1912年 グルノーブル美術館蔵             ほか

エルミーヌ・ダヴィッドの肖像

《エルミーヌ・ダヴィッドの肖像》
1908年 グルノーブル美術館蔵
©Musée Grenoble

第3部:アメリカ<1914/15-1920>

1914年10月、戦火のヨーロッパを逃れニューヨークに到着したパスキンは、すでにアメリカで名前を知られた画家となっていた。到着の前年に出品した「国際現代美術展」の「アーモリー・ショー」で高く評価されていたのである。ニューヨークでは「ペンギン・クラブ」というグループの仲間となり、アメリカの前衛芸術家達をアカデミズム絵画から開放するような役割を担う。
アメリカ滞在時、冬のニューヨークの寒さに耐えかねたパスキンは、後に妻となるエルミーヌを伴い、アメリカ南部やキューバなどに滞在して暖かい気候や植物などの自然、そして現地での人々の暮らしぶりに魅了され地域色豊かな作品を制作した。

【出品作品】
・《キューバでの集い》 1915/17年 個人蔵
・《美しいクレオール女性》 1916年 個人蔵、パリ    ほか

キューバでの集い

《キューバでの集い》
1915/17年 個人蔵

第4部:狂騒の時代<1920-1930>

第一次大戦が終結した後、パスキンは1920年10月にパリに戻り、パリジャンとしての生活を取り戻した。モンマルトルにアトリエを構え、6年間途絶えていたパリの仲間との交友を再開させる。作品制作においては、アメリカでの有意義な経験によって芸術は円熟の域に到達し、表現の集大成へと向かってゆく。1927年頃からは批評家たちから「真珠母色の時代」と称されるようになり、独特の虹色に輝く色彩、震えるような描線が特徴の油彩画を描き、名声は頂点に達する。その反面で、パスキンは愛人リュシーとの不毛の愛や、画廊との契約の問題、放蕩な生活などで心身を疲弊させてゆく。モンマルトルの喧騒から離れた郊外のアトリエでも制作していた晩年の作品には、線描と色彩が調和しほとんど溶け合うようになる。

【出品作品】
・《テーブルのリュシーの肖像》 1928年 個人蔵
・《ダンス》 1925年 アクティス・ギャラリー蔵、ロンドン
・《幼い女優》 1927年 個人蔵、パリ
・《長い髪のエリアーヌ》 1927-29年 ポンピドゥー・センター蔵
・《ミレイユ》 1930年 ポンピドゥー・センター蔵         ほか

少女−幼い踊り子

《少女−幼い踊り子》
1924年 パリ市立近代美術館蔵
©Eric Emo / Musée d' Art
Moderne/ Roger-Viollet

テーブルのリュシーの肖像

《テーブルのリュシーの肖像》
1928年 個人蔵

関連イベント

オープニング記念講演会

・講師:村上哲氏(熊本県立美術館 学芸課長)
・日時:2015年2月14日(土)14時〜15時30分(開場は13時30分)
・テーマ:「パスキンとエコール・ド・パリをめぐって」
・会場:パナソニック東京汐留ビル5階ホール
・要予約 定員150名
・聴講費:無料(ただし本展の観覧券が必要です)
・お申し込み方法:ハローダイヤル03-5777-8600へお電話にてお申し込みください。
・受付開始日:2014年12月15日(月)より
・受付時間:8時から22時
《必要事項》
@イベント名 A氏名(参加希望者全員の氏名が必要です) B住所 C電話番号
※簡単なアンケートにご協力いただきます。
※受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。
※お申し込み時に頂いた個人情報は、本イベントの受講管理の目的でのみ使用致します。なお、お預かりした個人 情報は、上述の目的での使用に同意頂いたものとさせていただきます。
※定員に達しなかった場合には、当日受付をする場合があります。
*本講演会は港区主催「ミナコレ」参加企画です。

学芸員によるギャラリートーク

・日時:2015年2月7日(土)、3月7日(土)いずれも14時〜
・参加費:無料(入館には本展観覧券が必要です)
・予約不要
*混雑時にはスライドトークに変更となる可能性があります。

鑑賞プログラム 【プログラム監修:杉浦幸子氏(武蔵野美術大学准教授)】

0歳〜2歳児対象 赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム 「パスキンといっしょ」

赤ちゃんとその家族のための美術館での鑑賞会です。講師と一緒に展覧会をめぐり、ゆったりと美術館や作品を楽しむ鑑賞ツアー。
*このプログラムの参加者には動画および写真等の記録撮影およびアンケート調査などのご協力をお願いします。

・日時:@2015年2月18日(水)11時〜と14時〜の2回(1時間程度)
      各回先着6組まで *休館日ですが本プログラムのみ実施します
     A2015年3月2日(月)11時〜と14時〜の2回(1時間程度)
      各回先着4組まで
・協力:武蔵野美術大学芸術文化学科
・参加費:無料(ただし中学生以上の同伴者は本展の観覧券が必要です)
・お申し込み方法:ハローダイヤル03-5777-8600へお電話にてお申し込みください。
・受付開始日:2015年1月22日(木)より
・受付時間:水曜日以外の10時から18時
《必要事項》
@イベント名と参加希望の回(例:2/18 11時〜) A参加人数 B氏名とお子様との続柄(参加希望者全員の氏名が必要です)C参加されるお子様の年齢と月齢 D電話番号
※受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。
※お申し込み時にいただいた個人情報は、本イベントの受講管理の目的でのみ使用致します。なお、お預かりした個人情報は、上述の目的での使用に同意いただいたものとさせていただきます。
※プログラム参加時にご協力いただいた撮影動画や写真、アンケートなどは当館ならびに武蔵野美術大学での美館における鑑賞プログラムの研究と開発に使用致します。お申し込みに際しては、上述の目的での使用に同意いただいたものとさせていただきます。

会話式のギャラリートーク 「みる・はなすパスキン」

講師と共に作品をよく見て、感じたことを話しながら、美術館での鑑賞のポイントや展覧会を楽しむツボを学ぶ機会となる鑑賞ツアー。

・日時:@2015年1月25日(日)11時〜講師 杉浦幸子氏 14時〜 講師 当館学芸員
     A2015年3月2日(月)11時〜講師 当館学芸員 14時〜 講師 杉浦幸子氏
・参加費:無料 (ただし中学生以上の参加者は本展の観覧券が必要です)
・お申し込み方法:各実施日当日ミュージアム受付にてお申し込みください。
 (10時より受付開始。電話でのお申し込みは承っておりません)
・対象年齢:小学生から一般まで
・定員:各回先着6名

ジュニアガイド 「みてねパスキン」

パスキン展の鑑賞をサポートするワークシート(小学生対象)を会期中、展覧会入り口にて配布します。

ご参考

パナソニック 汐留ミュージアム概要

展示室

面積:450m² 天井高さ:3.7m

ルオーギャラリー

フランスの画家ジョルジュ・ルオーの作品を常設展示。
ルオーは独特の太い描線、厚く塗り込められた絵の具、ステンドグラスを想わせる光り輝く
色彩で、道化師や裁判官、聖書風景などを描き続けました。
当館の所蔵作品よりテーマ展示を行います。(ジョルジュ・ルオー所蔵作品数:約230点)

【テーマ展示「ルオーと顔」】
2015年1月17日(土)-3月29日(日)
ジュール・パスキン展開催期間中、ルオーギャラリーでは、パリのジョルジュ・ルオー財団からの
特別出品作品を含んだテーマ展示を行います。

ミュージアムショップ

パナソニック 汐留ミュージアムオリジナルグッズをはじめ、各展覧会に
合わせた関連書籍、グッズなどを販売。ショップのみのご利用も可能です。

お問い合わせ

報道関係者様:パナソニック 汐留ミュージアム 倉澤 電話:03-6218-0078
お客様:ハローダイヤル 03-5777-8600
関連サイト: http://panasonic.co.jp/ew/museum/

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