Vol.236 「HOME」


「THEライン目線」をご覧の皆さま、こんにちは。
DL#58倉本です。

早いもので10月も終わりを迎え、
冬の訪れをすぐそばに感じる時期になりました。

季節の移り変わりとともに、
Xリーグもいよいよ2ndステージが始まります。

インパルスも10月31日の2ndステージ第一節にて、
アサヒビールシルバースターと対戦します。

アサヒビールは新戦力の外国人QBが指揮する強力なパスオフェンスを武器に、
今シーズン最も勢いに乗っているチームの1つです。

1stステージを4勝1敗で通過したアサヒビールは
自力でのファイナルステージ進出の可能性を残しており、
インパルスに対し昨年のリベンジに燃えているに違いありません。

横浜スタジアムでの試合という事で、アウェイの激しい闘いが予想されますが、
オフェンス、ディフェンス、キッキング、インパルスメンバーそれぞれにおいて
自分たちの役割を果たし続けることが次戦の勝利につながる鍵となります。

横浜出身の私が横浜での試合直前のコラムを担当するというのも
きっと何かの縁かもしれませんので、
今回はアサヒビール戦に向けた私の「想い」を
エッセイ風に少しばかり綴らせて頂きたいと思います。

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次戦の会場である横浜スタジアムは
私の実家から歩いて行ける場所にある地元中の地元です。

少年時代を横浜スタジアム周辺で過ごしていた私にとって、
社会人になって横浜スタジアムでアメフトをすることは
嬉しいような恐れ多いようなとても不思議な気持ちになります。

横浜スタジアムに特別な憧れがある訳ではありませんが、
プロ野球や大きなイベントなどで使われるといった
「別世界」のような感覚が少なからずありました。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で主人公が訪れる未来の設定が
2015年10月21日という事で話題を集めましたが、
もし30年前の両親と1歳の自分が試合当日に横浜スタジアムにやってきたら
何よりもまず0.1トンを超える将来の息子の成長ぶりに度肝を抜かれることでしょう。
(そもそも、地元の友達に久しぶりに会うだけでもサイズ感の違いに驚かれます)

横浜で生まれ育ち、地元の大学でアメフトに出会い、
大阪で社会人となり、家庭を築き、
いろいろな縁があって今の自分があります。

地元を離れ、大阪で挑戦し続けてきたこの9年間、
人として、アメフト選手として成長した姿を示すこと、
インパルスの一員としてチームに貢献することを胸に刻み、
人生の限られた貴重な時間をアメフトに捧げ、
自分を信じ、あきらめることなく、
インパルスで「文武両道」を目指して本気で取り組んでいることに
プライドを持ってこれまでやってきました。

日々の業務とハードで厳しい練習を両立し、
日本一も、結果の出ないシーズンも、
スタメン出場も、1プレーも試合に出られない時期も、
9割以上の「酸い」と1割以下の「甘い」を経験してきた中で今改めて思うことは、
チームメンバーの力なしに自分一人だけでは何一つ達成できないという事、
そして、部署の皆様やチームをご支援くださる関係者の皆様、家族の理解と支えがあるからこそ、
今も本気でアメフトに打ち込ませて頂けるという事です。

 

この感謝の気持ちを心から伝え、表現するには
「勝利」を手にするしかありません。

横浜スタジアムにお越しくださる皆様、
遠方より応援くださる方々の「想い」に応えられるよう、
頼もしい仲間たちとともにチーム一丸となり
全員フットボールで「Break through.」し続けたいと思います。

「地元」での試合、何が何でも勝ちにいきます。

熱いご声援よろしくお願いします!

 

【試合情報】
<2ndステージ SUPER 9>  Aブロック第一節
2015年10月31日(土) 11:00 Kick Off

VS アサヒビールシルバースター @横浜スタジアム

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