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パナソニック インパルス:試合結果(ゲームレポート)

ゲームレポート
2023.12.13
2023年12月10日(日)
VS  IBM BIG BLUE

2023 X1 SUPER
ライスボウルトーナメント セミファイナル
ヨドコウ桜スタジアム

パナソニック
インパルス

IBM BIG BLUE

47 - 23
10 1Q 3
13 2Q 3
7 3Q 17
17 4Q 0

インパルス3年連続10回目のライスボウルへ

12月10日、ヨドコウ桜スタジアムで行われたライスボウルトーナメントセミファイナル、パナソニックインパルス対IBM BIG BLUEの一戦は、47対23でインパルスが勝利。3年連続10回目のライスボウル進出を決めた。

フルサイズの1Q15分計時で行われたセミファイナルは、1Q12分計時で行われていた今までの試合に換算すると1Q分長い計算になる。今まで以上にチームの底力が問われる戦いとなった。

前半はインパルスが主導権を握った。先発QB#12荒木優也は、いきなり自らのランで第1ダウンを更新。このシリーズはK#16佐伯眞太郎の39ヤードFGで先制した。IBMもこの直後にFGを決めて同点となったが、インパルスは次の攻擊機会も、WR#14ブレナン翼TE#80Dax Raymondへのパスで2度シリーズを更新。RB#42立川玄明が守備を引きずりながら中央を突いて8ヤードTDランを決めて再びリードした。

第2Qはファンブルリカバーで得た敵陣48ヤードからの攻擊をK佐伯(眞)がFGにつなげて加点。さらに、荒木に代わって登場したQB#8石内卓也がエンドゾーンに浮かせて投げたパスにTE Raymondが飛びついてTD。前半終了間際には、IBMがインパルス陣37ヤードで試みた第4ダウンのギャンブルを阻止して攻擊権を得ると、K佐伯(眞)が46ヤードFGにつなげて17点差での折返しに成功した。

第3Q、最初の攻擊もフィールドに戻ったQB荒木からWR#18桑田理介への22ヤードTDパスで加点。30対6と24点差とした。

しかし、ここからIBMの猛反撃が始まった。桑田のTDの直後のキックオフ時にリターンTDを奪われる。次のインパルスの攻撃はパントキックの飛距離が出ず、IBMにゴール前36ヤードからの好機を献上。IBMはこの攻撃もTDにつなげて10点差に。第3Q終盤にはFGを許して1TD差に詰め寄られた。

ここで再びインパルスの攻擊が機能し始めた。QB石内はWR桑田、WR#88木戸崇斗にパスを決めてゴール前に迫ると、第4Q早々にRB立川が中央を突いてTD。守備もLB#56加藤聖貴がQBサックを決めてIBMの攻擊を3ダウン&アウトに仕留めてIBM陣39ヤードからの好ポジションを作った。このチャンスにインパルスはRB立川とRB#26藤本拓弥のランで前進。K佐伯(眞)がこの日4つ目となるFGを決めて加点。次のIBMの攻擊ではゴール前10ヤードまで迫られたが、第4ダウンのギャンブルをLB#4 Jaboree WilliamsがQBサックに仕留めて阻止。第4Q終盤には新人RB#27岩月要が59ヤード独走TDを挙げてIBMを突き放した。

同日、等々力陸上競技場で行われたセミファイナルの富士通フロンティアーズ対オービックシーガルズの一戦は24対17で富士通が勝利。来年1月3日、東京ドームで行われる日本選手権第77回ライスボウルの相手は、3年連続で富士通になることが決まった。


試合後コメント

監督インタビュー
監督 荒木 延祥

1Q15分のゲームですから、第3Qに7点差に詰め寄られた場面でも、『今からキックオフだと思ってやろう』と呼びかけました。レギュラーシーズンでも苦しい展開になる場面がありましたが、そういう時も焦らずに戦えるのは、一つひとつ積み上げてきたものがあるからだと思っています。今シーズンは久しぶりに日本人QBで戦うという選択をしました。二人とも昨年までは試合出場経験があまりありませんでしたので、春はどこまでできるのかを探り、夏は共に危機感を持ってシステムを作り込みました。シーズンを戦っていく中で良し悪し多くの経験をして共に成長してきたからこそ、ライスボウルの舞台に再び立つことができたと思っています。富士通は尊敬するべき素晴らしいチームですが、それを越えるチームが出てくることが、フットボール界全体のレベルアップになると思っています。インパルスはそれを実現するチームになりたいと思っています。

 

選手インタビュー
LB#1 青根奨太

第3Qに追い上げられていた時は、相手攻撃に進まれている原因が明確にわかっていたので、焦ることはありませんでした。サイドラインでどう対応すればよいかというコミュニケーションもとれていました。ライスボウルの舞台にたどり着けたのは個人的には『やっと始まったな』という感覚です。ライスボウルの舞台に立ち、日本一になることに情熱を燃やすというのは、今年のチームが始まった時から目指していたことですが、途中で負けてしまったらどうしようという不安は、主将として常にありました。ライスボウルはどんな結果であろうと自分たちがやってきたことを出し切れるか否かの勝負だと思っています。インパルスが今まで積み重ねてきたものを全部出しきって戦いたいと思っています。

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