• Facebook
  • Twitter
  • Instagram

パナソニック インパルス:試合結果(ゲームレポート)

ゲームレポート
2023.05.19
2023年5月14日(日)
VS otonari福岡SUNS

2023グリーンボウルトーナメント
春日公園球技場

パナソニック
インパルス

otonari
福岡SUNS

23 - 7 
0 1Q 7
17 2Q 0
3 3Q 0
3 4Q 0

九州に初上陸
新人たちの活躍で2023年の初陣飾る

5月14日、福岡県の春日公園球技場で行われたグリーンボウルトーナメント一回戦、パナソニックインパルスとotonari福岡SUNSの一戦は23対7でインパルスが快勝した。

新主将LB#1青根奨太が率いる2023年のインパルスはスローガンに『PASSION』を標榜。2015年シーズン以来の日本一奪取に向けて、目の前の一試合、1プレー、1回の練習、日々の生活に情熱を燃やして取り組むという合意の下にスタートを切った。

2023年インパルスの初陣は九州・福岡での試合となった。ライスボウルから4ヶ月あまり、久々の試合だったからか序盤はotonari福岡のパスに苦戦。第1Q6分50秒に先制TDを許してしまう。

しかし、不穏なムードを吹き飛ばしたのが新人たちの活躍だった。先制TDを許した直後の攻撃では、新人RB#27岩月要が生きの良い走りでシリーズを更新。このランでテンポが出てきたインパルスの攻撃はQB#8石内卓也がWR#17木下統之にロングパスを決めて得点圏に進むと、節をまたいで第2Q開始8秒に同点につながるWR#6成田光希への14ヤードTDパスを決めて振り出しに戻した。

序盤はパスを通された守備も対応しはじめた。同点に追いついた直後の守備ではotonari福岡のパスをDB#21清家大志がインターセプト。また、新人DB#28西田健人は試合を通じて相手のWRを封じ込める役割を果たしていた。次のotonari福岡のパント時には、相手のスナップの乱れに乗じてDL#98梶原誠人がすばやくパンターを追い詰めてゴール前8ヤードからの攻撃機会を獲得。このチャンスはRB#19小泉誠実が中央を力強く突いて勝ち越しTDにつなげた。

石内に続いて登場したQB#12荒木優也も、2年ぶりに復帰のWR#2 Leonsha Fieldsと木下に小気味よくパスを決めて得点圏にボールを進めると、前半終了間際にK#16佐伯眞太郎の34ヤードFGにつなげて加点。17対7と2ポゼッション差をつけて前半を折り返した。

第3Qはotonari福岡の攻撃から始まったが、DB#22小平泰雅がインターセプトで反撃を断ち切って敵陣35ヤードの好位置を獲得。このチャンスをRB#42立川玄明がゴール前まで一気に運びK#11佐伯栄太の24ヤードFGにつなげた。第3Q終盤には昨年の負傷から復帰したRB#26藤本拓弥の21ヤードロングランを足がかりに前進。第4Q開始4秒のK佐伯(栄)の34ヤードFGでリードを広げた。

 以降は追加点こそなかったが、otonari福岡の反撃を封じた。インパルスの攻撃がファンブルしたことによって自陣ゴール前3ヤードに追い込まれた場面ではP#35小林真大が78ヤードの特大パントで打開。otonari福岡の最後のパスはDB#40ワイズマン・モーゼス海人がインターセプトで断ち切った。

 インパルスは5月28日、神戸市王子スタジアムで行われるグリーンボウル決勝で、エレコム神戸ファイニーズと対戦する。


試合後コメント

監督インタビュー
監督 荒木 延祥

春はチーム全員の経験値やベースプレーの精度を上げていくことに主眼を置いています。練習ではできているプレーでもやはり試合の中では決まらないという場面もありました。試合は最も成長できる場だと思っています。今日の試合は相手に積極的にしかけられて、最後までリズムに乗り切れなかったところが反省点です。新人は総じて良いパフォーマンスでした。特にDB西田は想定以上にフィジカルなプレーを見せてくれますし、RB岩月も瞬時にトップスピードに入れる爆発力を持っているので今後、日本を代表するRBになる可能性があると思います。

 

選手インタビュー
RB#27 岩月要

今日はすごく緊張しました。まずは自分の全力を発揮できるように準備をしてきましたが、まだまだの結果でした。第2Qに少し流れが悪い場面で最初にボールを持った時にシリーズ更新をできたプレーが今日のベストプレーです。インパルスのRB陣は層が厚いので、その中でも活躍できるようにと思っていたのですが、先輩たちとまだまだ実力の差があることが分かりました。インパルスでプレーするようになってハンドオフのステップや肩の角度など、学生時代にはあまり意識していなかったことを意識するようになりました。チームのスローガンである『PASSION』を一番発揮できるように新人らしく、思い切りプレーしたいと思います。

 

選手インタビュー
DB#28 西田健人

社会人として初めての試合でどこまで通用するのかがわからなかったので緊張しました。ボールへの寄りは自信があったのでそこはできたかなと思います。学生と違い社会人の選手は体が大きくフィジカルに強い選手が多いので対等に戦えるように体作りは見直していきたいと思っています。インパルスのDBは年齢層が幅広いのですが、先輩たちとも円滑にコミュニケーションがとれるとてもいいユニットだと思います。試合に出て活躍することはもちろん、1プレーでも多く日本一奪取に貢献できるプレーをしたいと思っています。

PHOTO GALLERY

※ クリックで大きな画像を表示できます

バックナンバー