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オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで、
約3000kmの道のりを約1週間かけて縦断しタイムを競う
「2011ワールド・ソーラー・チャレンジ」。
この世界最大級のソーラーカーレースに21の国や地域から
44チームがエントリーしました。前回大会で優勝を果たした
東海大学チームには二連覇がかかっていたのですが、
年々、出場チームが技術を向上させていくなかで、
東海大学が再び表彰台の一番高いところにのぼるためには、
ソーラーカーの性能を限界まで追求しなければならない。
そこで、業界最高水準※の発電効率をもつ
パナソニックの太陽電池と、高容量のリチウムイオン電池に
白羽の矢が立ったのです。
※ 太陽電池容量1kWあたりの年間予想発電量 約1,169kWh/kW
(設置条件:大阪府大阪市 間南設置 設置角度30度) 2011年9月現在、
国内の住宅用太陽光発電システム業界において、当社調べ

ソーラーカーに求められる太陽電池パネルの条件は、
発電効率が高いこと、軽量であること、そして、
車体の曲面に貼らなければならないので薄く曲げやすいこと。
パナソニックの技術者は、住宅用のパネル構造を基本にしながら、
さらに軽量で薄型化できる材料を探しテストを繰り返しました。

太陽電池は一般的に温度が上がると発電効率が
下がるという特徴があります。そのため、時に気温が
40℃近くなることもあるオーストラリアの気候は、
ソーラーカーにとって実はあまり有利とは言えませんでした。
しかし、パナソニックのHIT®は優れた温度特性をもち、
高温下でも高い出力が得られるため、
他のチームよりも、より多くの電気を
つくることが期待できました。
レースは朝8時から夕方17時まで。レースがストップしたところでホテルなどが
あるわけではないので、テントを張ってキャンプで夜を明かします。
17時から日没までの間は、明日の戦いを左右する貴重な時間。ソーラーカーを傾け、
太陽電池を太陽光に向けて電気をつくり、蓄電池に充電します。
曇りや雨などで発電量が足りないときに使うのです。今大会では、東海大学をはじめ
出場チームの多くがパナソニックのリチウムイオン電池を採用し、
軽量・高密度・高容量で、安定した充放電を実現する
リチウムイオン電池がゴールまでの長く険しい道のりを支援しました。

予選
レース前日には予選では、1周2.9kmのサーキットを走り、
初日の出走の順番を決定しました。東海大学の目標タイムは、
前回大会と同じ2分7秒。それ以上のタイムを出してしまうと
ソーラーカーの故障につながるおそれもあるため、
同タイムを目指したのです。結果は狙い通り2分7秒を達成し、
順位は5位。本選で上位を狙える位置につけることができました。
1〜3日目
レース1日目は強風のため、車体が風にあおられ、
どこのチームも安定した運転に苦労していました。
そんな悪条件の中、5番目にスタートした東海大学。
今大会で5回目の出場となったベテランドライバーをはじめとする
学生たちの力で一気に2台を抜き、さらにもう2台を抜きさって一位に浮上。
レース2日目には山火事でレースが中断するというハプニングも
ありましたが、3日目まで一位通過を守り抜きました。
4日目
レース4日目は、空が晴れ渡り、ベストコンディション。
午前中は、蓄電池を使うことなく太陽電池パネルの
電気だけで、時速100km以上の速度を保って走り続けました。
午後は雲が出てきたのですが、次の日の
レース最終日に備えて時速を80〜90kmに落として
リチウムイオン電池に電気をためる作戦をとり、
最終日が雨だとしてもゴールまでたどりつける
量の電気をたくわえながら、
一位通過で90%の距離を走り終えました。
最終日
レース最終日の5日目朝。二位との差はわずか15分ほどでした。
トラブルが一つ起きれば逆転される可能性もある距離でしたが
トラブルもなく、リチウムイオン電池は前日の作戦でフル充電。
かなり雲がかかっていたアデレードに向かう道を、時速100kmを
キープして走り抜け、二位との差を65分にまで広げて
一番でゴールに入りました。
パナソニックは、未来を担う学生たちへの技術的な支援を通じて、
環境技術と環境意識の向上に貢献していきます。


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パナソニックは、アメリカのモータースポーツ施設や
イギリス・テムズ川に架かる駅をはじめとする世界のさまざまな
場所へ、大規模太陽光発電システムを納入しています。
そこで大切にしているのは、CO2削減など環境への
やさしさだけでなく、美しい景観を保つこと。
その土地の風景にとけ込み、人々にエコ意識を
広げていくことまでも追求していきます。