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生物多様性保全

最終更新日:2011年6月24日

生物多様性に対する考え方

私たちの社会は、生物多様性によって提供される様々な自然の恵み(生態系サービス)に支えられています。一方で、生物多様性は史上かつてない速さで大規模に損なわれており、企業もその保全と持続可能な利用に取り組むことが求められています。

当社は、生物多様性への影響を適切に把握し、その保全に貢献するという目標を掲げ、自治体や環境NPO、専門機関と連携して取り組みを推進しています。

生物多様性プロジェクトの推進

事業活動における生物多様性への取り組みを推進するため、生物多様性プロジェクトを発足し、3つの重点分野「土地利用」「商品」「調達」で具体的に取り組んでいます。

土地利用の取り組み

事業所の緑地が、地域の生物多様性保全に貢献することをめざしています。その第一歩として、事業所が貢献できる可能性を定量的に評価するツールを開発しました。

【図】事業所の生物多様性貢献ポテンシャル評価ツール

本ツールで当社の国内121事業所を対象に評価を行った結果、本社を含む12事業所が集まっている大阪府の守口・門真地区を優先的に取り組むモデル地区に選定。地域の生物多様性保全に貢献する観点から、同地区の北を流れる一級河川・淀川と南に位置する花博記念公園鶴見緑地の間のエコロジカルネットワークを強化し、身近な生きものが行き交う自然と共生したまちづくりへの貢献をめざします。その実現には幅広いステークホルダーとの協働が不可欠であることから、2010年10月に、自治体、大学、企業が連携して生物多様性の取り組みを検討する協議会を設置しました。

商品分野の取り組み

生物多様性に貢献する商品についてお客様に情報提供できるよう、国際環境NGOバードライフ・アジアによる第三者評価手法を構築しています。これまでに、持続可能な循環資源として優れる竹を有効利用し、かつ高音質も実現した「竹繊維スピーカ」、誘虫性を低減することで生態系の攪乱を小さくする照明器具「ムシベール」、光の力でイチゴのうどんこ病を予防し化学農薬の使用量を低減させる照明器具「タフナレイ」が、生物多様性に貢献する商品として評価されています。

調達分野の取り組み

生物多様性の保全と持続可能な利用をめざした「木材グリーン調達ガイドライン」を、WWF(世界自然保護基金)ジャパンと協議を重ねて策定。優先調達に努めるもの(区分1)、調達適合とするもの(区分2)、調達排除に努めるもの(区分3)を明確にしてグリーン調達を推進しています。2010年度を対象にした調査の結果、木材・木質材料の総調達量は約39万m3、区分ごとの内訳は、区分1が71%(前年差+21ポイント)、区分2が28%(前年差−19ポイント)、区分3が1%(前年差−2ポイント)でした。今後、2012年度までに区分3をなくすことをめざして取り組みを推進します。

【図】木材グリーン調達の考え方

世界自然保護基金(WWF)との協働

当社は2007年より、WWFジャパンとともに「黄海エコリージョン支援プロジェクト」を推進しています。7年計画で、中国、韓国、日本が協力して、黄海(中国と朝鮮半島に囲まれた海域、世界最大級の大陸棚を持つ)の豊かな自然と生態系の保全および実効的な管理をめざします。

COP10で黄海エコリージョンの取り組みを紹介

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