Milan Design Week 2019

Panasonic Design

窓の光が差し込む部屋の棚の上に透明なフレームが置かれている

パナソニックデザインは Salone del Mobile・Milan(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)において、Vitra とデザイナー Daniel Rybakken とのコラボレーションによる映像テクノロジーと空間の新たな可能性を、コンセプトモデルとして参考出展。

INDEX

VITRINE: 透明ディスプレイ

「Vitrine : 美しいガラスのショーケース」は、透明ディスプレイの新たなコンセプト提案。パナソニックデザインと Vitra(ヴィトラ)、デザイナーの Daniel Rybakken(ダニエル・ライバッケン)は、先進テクノロジーが私たちの生活空間にどのようにシームレスに調和するのかを検証してきた。Vitrine はインテリアに溶けこむだけでなく、空間のアクセントとなり豊かな体験価値を創り出す。

木製フレームの透明ディスプレイと茶色のリクライニングチェア、壁に掛かる月形の照明と丸い壁掛時計、サイドに棚と装飾品
木製フレームの透明ディスプレイの前に緑色の鳥の置物と「VITRINE」の文字、側にオレンジ色の椅子

サローネ・デル・モービレ・ミラノ2019

世界的家具ブランドのヴィトラのサポートにより、パナソニックデザインの透明 OLEDはミラノ国際家具見本市(サローネ・デル・モービレ・ミラノ2019)のヴィトラブースで紹介された。ヴィトラのインテリアに置かれたプロトモデルは、コンセプトを最大限に伝え、空間に調和し、上質なインテリアを引き立てる。

「テクノロジー」と「空間」

ガラスショーケースのような佇まいの透明ディスプレイは、鮮明な映像を映し出すディスプレイへと変化する。木、金属、ガラスなどの素材で構成されたデザインは、テクノロジーパーツを巧妙に木製フレーム内に隠し、透明ディスプレイのスタンドも兼ねる。フレーム内に隠されたLEDを点灯させると、ディスプレイの透明性が増し、空間の中に更に美しく溶けこむ。

木製フレームの透明ディスプレイの向こうに積み重ねられた本、陶器のポット、木製の人形、ミニチュアの椅子、左右に本の配置

コンセプト コラボレーション

この活動はパナソニックデザイン京都とヴィトラとのワークショップを通じて、空間とテクノロジーの在り方を考えるプロジェクトとして始動。ヴィトラから共有された家具や空間デザインに関する知見を活かしながら、北欧のデザイナー、ダニエル・ ライバッケンとのコラボレーションを経て、アイデアが磨き上げられた。

 グレーのTシャツを着た若い人物の上半身。短い茶色の髪とひげ。白い背景
ダニエル・ライバッケン
デザイナー/スタジオ ダニエル ライバッケン

「このモデルはアートとデザインのバランスを大切にしている。画面として、それはもはやリビング空間でのレイアウトやその役割に縛られない。これまでの黒いディスプレイは、背後にあるものを演出したり、何も無くしたり新たな価値に変換する。」

グレーのニットセーターを着た上半身。短い黒髪とひげ。白い背景の前でのポートレート撮影
マイケル・シャドヴィッツ
デザイナー/パナソニックデザイン

空間と行動の視点からデザインにアプローチすることで、新しいアイディアやデザインの明確な方向性に目を向けた。透明ディスプレイによって、私たちは、空間に静かに溶け込むだけでない、ワクワクするダイナミックな体験を創造することを目指した。

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