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リミックス

絵を音に変えるステレオ

本来のレコードプレーヤーとしての面影を残しつつ、絵で音楽を奏でるインタラクティブなステレオとしてリデザインしました。
その絵はどんな音を奏でるでしょうか。
あなたの絵を描き、そして聴いてみてください。
過去、現在、絵を描くあなた、 時代を超えた想像力のミックスがはじまります。

EVENT INFO

「パナソニックのかたち」
2022.03.07 - 06.25
「みんなのまち 大阪の肖像」 特別展示
2022.08.06 - 08.28
親子で体験!リミックスラボ
2022.08.05

SUPER PHONIC HE-3000 との出会い

倉庫の片隅に眠っていたステレオとの出会いが、すべての始まり。
威厳さえ感じられるそのたたずまいは、私たち現代のデザイナーのソウゾウ力を大いに刺激しました。
1960年代初頭に発売されたキャビネット家具調のステレオ。
見つかったのは、レコードプレーヤー部分が失われた状態でした。
しかし、そのつくりは堅牢で、驚いたことに、スピーカーがしっかりと鳴ったのです。
そこから、過去の作り手との対話が始まりました。

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SUPER PHONIC HE-3000 [1962年]

ターンテーブルが欠損した状態で収蔵され、活用方法が見つからずに倉庫に眠っていました。

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60年経った今も力強く動作したアンプ

当時のアンプやラジオユニットは何一つ問題なく動作しました。
60年前の姿のままラジオの電波を受信し、現代のニュースや楽曲を私たちに届けてくれたのです。

あらゆるものがデジタル化される現代
改めてフィジカルでタンジブルな“モノ”の価値を伝え
デジタルとフィジカルの交差する未来を問う。

過去へのリスペクトとともに、
未来へと繋ぐ新しい価値創造を試みました。

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当時の外観には手を加えずに、プロトタイピングを実施

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センサーアームに組み込む基盤

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色の選定

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テスト用のプロトタイプ

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カラーセンサーの精度を高めるプロトタイピング

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リミックス [2022年]

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ターンテーブルの下から光を当て、紙製のレコードに塗られた色のセンシング精度を高めている

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(左)音色を切り替えるダイアル (右)回転方向と速度を調整するダイアル

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自由に描いた絵から音楽が作り出される

担当メンバーへのインタビュー記事はこちら