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プレスリリース


2009年10月1日
環境エネルギー分野向け電源として展開

高エネルギー・高信頼性のリチウムイオン電池モジュールを開発

CEATEC JAPAN 2009に参考出展


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【要旨】

パナソニック株式会社は、ノートパソコン等で使用されている18650サイズ(直径18×65mm)のリチウムイオン電池[1]を用いた1.5kWhタイプの電池モジュールを開発しました。
この電池モジュールを多直列及び多並列接続することにより、家庭用太陽光発電(PV)や燃料電池との蓄電システム、電気自動車(EV)用電源など環境エネルギー分野向けの各種電源に対応が可能になり、パナソニックグループの総合力で事業化を目指します。
本モジュールは、CEATEC JAPAN2009(幕張メッセ、09年10月6〜10日)および、新エネルギー産業フェア大阪(インテックス大阪 09年10月7〜9日)に参考出展します。

【背景】

現在、CO2削減などの環境問題を背景に、PVなどの再生可能エネルギーの普及やEVの実用化が期待されており、これらの普及には蓄電システムが不可欠です。特にリチウムイオン電池を用いた蓄電システムは、他の二次電池[2]を利用したものに比べ高容量・軽量であるため、その実用化が大いに期待されています。なお当社はすでに、18650サイズで業界最高レベルの高容量リチウムイオン電池を開発・実用化しています。

【課題】

リチウムイオン電池を用いた蓄電システムの用途が広がるに伴い、更なる高容量化、高出力化や、高い信頼性と安全性およびハイコストパフォーマンスが不可欠となります。
また、用途に応じて必要な電圧、電気容量にフレキシブルな対応が求められます。

【内容】

本電池モジュールは課題に対し、以下の特徴があります。

(1)体積 約7L、質量 約8kgで電圧25.2V、電気容量58Ahを実現。電池モジュールを組み合わせ、家庭用蓄電やEV用動力源など様々な用途に対応可能。

(2)リチウムイオン電池(140個)を20並列に接続して電力を供給するため、一部のセルが故障してもシステムの稼動停止を回避。

(3)実績があり、高い信頼性・安全性とハイコストパフォーマンスをもつリチウムイオン電池(18650サイズ)を使用。

【要素技術】

本モジュールは、以下の技術で実現しました。

(1)当社独自のニッケル系正極材料[3]による高容量および高耐久セル技術。

(2)耐熱絶縁層[4]を正極と負極間に設け、異物混入による短絡熱暴走を防止するセル安全化技術。

(3)モジュールを構成するセルの一部にトラブルが発生しても、電力供給への影響を最小にする信頼設計技術。

【関連特許】

国内 38件、海外 22件(出願中を含む)

【ホームページ】

http://panasonic.co.jp/ec

【用語解説】

[1] リチウムイオン電池
非水電解質二次電池。一般に、正極にリチウム金属酸化物、負極に炭素材を用いる。
[2] 二次電池
放電させた後、外部電源を用いて充電すればくりかえし使用できる電池。
[3] ニッケル系正極材料
LiNiO2を基本組成とする当社独自の正極材料。高容量で、耐久性に優れる。
[4] 耐熱絶縁層
耐熱性を有する絶縁性金属酸化物層。

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