Panasonic Corporate Citizenship News
パナソニック企業市民活動ブログ

パナソニックグループの企業市民活動、世界各地の事業場や社員の社会貢献活動リポートをご紹介します。

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日本:スキルを活かしたNPO支援「プロボノ」の2017年度の活動がキックオフ! ~本取組は、2016年度「東京都共助社会づくり社会貢献大賞 特別賞」を受賞しています~

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今年は、初めて「国内プロボノ=Panasonic NPOサポート プロボノ プログラム」と「新興国プロボノ=Panasonic Innovation Volunteer Team(PIVoT)」の説明会を合同で行いました。説明会当日には今年度のプロボノプログラムに参加を検討している方や、これまでのプロボノ経験者など総勢45名が参加しました。

まず最初に、プロボノの意味や日本での広がり、そして当社がどのように国内プロボノを展開してきたかを担当者から説明。そして具体的な取り組み事例として、2016年度に実施した公益財団法人 箕面市国際交流協会への事業計画立案プロジェクトについて、団体の方とプロボノチームより紹介がありました。 
▼箕面市国際交流協会への中間提案の模様
2017年度の国内プロボノ(関西)では、障がいのあるお子さんとそのご家族が毎日を楽しく過ごせるようサポートしている団体へのパンフレット制作や、障がい者スポーツ団体、熊本の復興支援に取り組む団体を応援する予定です。

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続いて新興国プロボノについて、担当者よりプログラムの概要や目的、スケジュール、そして具体的に2017年6月から始まるインドでのプロジェクトについて詳細を紹介しました。
新興国プロボノでも実際に経験した社員から、参加した動機や現地での活動内容、気づきなどを写真を交えて披露しました。

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説明会の最後には参加者を5つのグループに分け、そこにプロボノ経験者が2名加わり、各人のプロボノ経験や参加希望者からの質問等に応える「リアルトーク」を行いました。参加者は、経験者の方々から自身の体験や苦労、そしてチームでどう克服したのか等の"生"の話に熱心に耳を傾け、参加を前提とした様々な質疑応答が繰り返されている様子が伺えました。

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このプロボノの取り組みは、東京都が2016年度に創設した「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」において特別賞を受賞しています。
本賞は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けてボランティアの機運を醸成することを目的に、ボランティア活動に関して継続的・先進的な取り組みを行っている企業・団体を表彰するものです。当社はこれからも、プロボノを通じてオリ・パラのレガシーにつながる団体を積極的に支援してまいります。

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2017年度の参加登録の締切りは、新興国プロボノが5月8日(月)、国内プロボノの関西プロジェクトが5月14日(日)です。
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▼ご参考:
国内プロボノ(Panasonic NPOサポート プロボノ プログラム)

新興国プロボノ(Panasonic Innovation Volunteer Team(PIVoT))

東京より社会貢献大賞特別賞を受賞

【読み物記事】社員チームが福島の復興に取り組むNPOのウェブサイト再構築を支援

日本:インドネシアの防災課題を解決するビジネスアイデアを考える、1デイワークショップを開催

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2月25日(土)、当社のオープンイノベーションハブ「Wonder LAB Osaka」にて、第4回「パナソニックイノベーションワークショップ1DAY」を開催しました。これは、途上国の社会課題を学び、その課題をビジネスで解決するための新事業アイデアを生み出すためのワークショップです。今回も、NPO法人ミラツク様のコーディネートで、インドネシア現地からの講師を含む、3名のゲスト講師の方に来ていただきました。また、今回は初めて社外からも参加者を募り、社員12名、一般の方7名の合計19名で開催しました。

まず、さまざまな事業部から集まった社員と社外一般参加者が均等に混ざったグループをつくり、自己紹介を行いました。

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一人目のゲスト講師は、アンリミテッド・インドネシアのエグゼクティブ・ディレクターとして、アーリーステージの社会起業家や社会的事業者のインキュベーションに取り組んでおられる、Romy Cahyadiさんです。このワークショップのために来日してくださったRomyさんに、インドネシアの社会課題解決の取り組みについて、ふたつの事例をお話いただきました。

ひとつは違法伐採について取り組む環境NGOのtelapakという組織です。インドネシアでは森の近くに住む貧しい住民たちが勝手に木を切り、それを企業に販売して生計を立てているため、深刻な森林被害が進行していました。

そこでtelapakは切った木に一本ずつIDナンバーをつけるなど、FSC(森林管理協議会)の国際ルールを当てはめて、より高い値段で売れるような仕組みを住民コミュニティに提案することで違法伐採を減らしていきました。

もうひとつご紹介いただいたのは母子の健康に取り組むDu'Anyamという組織です。インドネシアでは毎日出産のために42人の妊婦が命を落としています。その背景には農村部の女性の大半が医療費を払うお金がないことや、妊娠中も重労働の農作業を手伝わなければいけない現状があります。

そこでDu'Anyamは女性たちの間で日常に使われているパルミラヤシの葉を使ったハンドクラフト製品をより広い市場で販売しようと考え、1年かけて品質を向上させ、生産量を安定させ、バリ島のホテルにBtoBでアプローチしていきました。その結果、農村部の女性たちの収入が増え、出産に対する危険度も減りました。

このように、まだまだ深刻な社会課題があふれるインドネシアでは、日本では一般的な自然災害の知識習得や防災訓練なども、まだまだゼロからの啓発が必要であるのが現状だそうです。

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続いて二人目のゲストである今井武さんからお話をいただきました。
今井さんは、本田技研工業株式会社ご勤務中の東日本大震災時に、被災地の通行可能な道路を示す「通行実績情報マップ」を制作されました方です。

今井さんはこのご経験から、本田技研工業を定年退職した後、日本で初めてのモビリティ向けデジタルラジオ放送局「amanekチャンネル」を立ち上げられました。この放送局を使った地域活性化プロジェクトや高齢者へのアプローチについてもご紹介くださいました。

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午後からは新興国での事業立ち上げに携わる一般社団法人「re:terra」の渡辺さやかさんにもご参加いただき、ゲストのおふたりの質疑応答を中心に、1万3466以上の島で構成されたインドネシアの物流問題や、自然災害における平時と有事の取り組みなど、さまざまなテーマでお話いただきました。

以上の情報とミラツクの西村勇也さんによるソーシャルビジネスの話題を元に、15字以内で表現できる事業コンセプトを考えるために、二人一組でお互いにインタビューをし、個人の問題意識を掘り下げていきました。

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そして、その課題解決に活用できる各自が所属する組織がもつリソースを考え、マトリクスを埋めるようにさまざまなアイデアを出していきました。

【発表された事業コンセプト/アイデア】

・誰もが心豊かに移動できる交通インフラ/心身の状態を把握できるセンサーを使い、クルマでの移動時のイライラ状態を解消する

・生活に溶け込んだ防災プログラム/漁船にセンサーを搭載し、波の高さを検知。防災への取り組みを持続するためのSNSをつくり、避難訓練で婚活イベント。

・有事のときに人災を減らす、普段から役に立つサービス/普段はお仕事を手伝うロボットが、有事のときに瓦礫を運ぶ。通信でつなぎ、遠方からもカウンセラーに相談できる。

また、今回初めて外部の企業の方々にもご参加いただきましたが、その参加者の皆様からは、

・多様な人との出会い・議論の場があり、単純に楽しい。知的好奇心をくすぐられる内容が多かった。また、1つのテーマについてさまざまな意見をそのバックグラウンドから聞けた点。適切なタイミングで自分を振り返ることができた点が良かった。

・インドネシア×防災の情報インプット、「社会起業家」「新規事業」等に関心のある方との出会いが得られた。また、テーマに関する理解を深めること、コラボレーション等の可能性を見つけられたことが良かった。

など、東南アジアの社会課題についてビジネスによる解決を考える場としての価値に加えて、異業種による協働やコラボレーションの価値を感じていただけた一日になりました。
社外参加という初の試みは、参加社員にとっても、「他社の方から大いに刺激を受けた」、「社内外に新しいネットワークができた」、「日ごろの業務では得られない視点やアイデアが得られた」と大講評でした。

パナソニックは、今後も同様のイベント開催を通じて、社会課題解決に向けたオープンイノベーションを推進していきます。

日本:【被災地支援プロボノ】「まちづくりNPO新町なみえ」に最終提案を実施

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2017年1月15日に福島県二本松において、「まちづくりNPO新町なみえ」の神長倉理事長にウェブサイトリニューアルの最終提案を行い、更新手続きについてまとめた引継書を納品しました。

これまで「被災地支援プロボノ」としては、2012年に宮城県のNPO「石巻復興支援ネットワーク(やっぺす)」に営業資料の作成をサポートしたのを皮切りに、2013年に岩手県のNPO「サンガいわて」のマーケティング調査、そして2014年、2015年と福島県のNPO 9団体に1泊2日のスタイルでプロボノ支援を実施してきました。そして2016年に取り組んだのが「まちづくりNPO新町なみえ」へのウェブサイト再構築プロジェクトです。

東日本大震災と、それに続いて発生した福島第一原子力発電所の事故により、浪江町は全町避難を強いられ、町の皆さんは全国に離ればなれになってしまっています。

20170115 山崎さん.jpg「まちづくりNPO新町なみえ」は、町民の絆をつなぎとめるための活動や、ふるさとの伝統文化、芸能活動の継承を目的とした活動、ワークショップなどを通して浪江町を想う気持ちを持つ人が夢と希望を持って暮らせるような復興ビジョンを町に対して提言していく活動を行っています。

ホームページやSNS 等を活用して情報発信に取り組まれていますが、ホームページを改善することによって、町の復興に向けた最近の取り組みを見ることができるようにすること、そしてあわせて、新たな寄付者・支援者の獲得につなげることが求められています。

20170115 提案発表.jpgプロボノチームは2016年9月下旬のプロジェクト発足以来、約4ヶ月をかけてウェブサイトの課題、NPOを取り巻くステークホルダーへのヒアリング、サイト構成の概要について取り組んできました。

サイト構成にあたっては、「浪江町のことが分かる」「思いが伝わる」「サイトの更新を楽しむ」をコンセプトに新しいウェブサイトを提案しています。
提案にあたっては、「浪江町への熱い思いを分かりやすく、どう伝えていくかに知恵を絞った」「これからもウェブサイトに思いを乗せて、発信してほしい。そして浪江町の人はもちろんのこと、全国の人に見てほしい」との思いを込めて、各メンバーより発表しました。

20170115 神長倉さん.jpg神長倉理事長からは、
「今まで素人ながらウェブサイトを制作していたが、こうして系統立ててコンセプトなどを考えウェブサイトの構成を構築しているのが、さすがプロだと思った。見る人の目線で作られており、これまではたくさんの伝えたい情報があちこちにちらばっていたので、そこが今までと一番違うと感じた。新しいウェブサイトに恥ずかしくない活動をしていきたい」とのコメントをいただきました。

本プロジェクトの模様は読み物風の記事にまとめて、3月にパナソニックのウェブサイトでご紹介します。

<プロボノメンバーの声>
●キックオフミーティングで神長倉さんと直接お会いでき、熱い思いを直に感じられたのが良かった。ストレートにいろんな質問ができて、こちらも迷うことなくプロジェクトを進めることができた。

●2017年4月の帰還に向け、神長倉理事長の浪江の人々に伝えたい熱い思いに寄り添いながらここまで来ました。これからも思いをのせて、ウェブサイトで発信してほしい。
●今回のプロジェクトでロゴマークを公募したが、浪江町の人々への思いを表したものが数多くあった。伝わっている人には思いが伝わっており、今後ますますウェブサイトが重要になってくる。これからもお手伝いしていきたい。

パナソニックはこれからも被災地の復興に向けて取り組むNPOを、社員のビジネススキルを活かした"プロボノ"で応援してまいります。

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◆関連情報

▼プロボノの取り組みが「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」で特別賞を受賞

▼Panasonic NPOサポート プロボノ プログラム

▼【被災地支援プロボノ】「プロボノTO ふくしま 2014」~スキルを活かして福島のNPOを応援 パナソニック社員23人が挑んだ一泊二日~

▼【被災地支援プロボノ】パナソニックプロボノチームで「石巻復興支援ネットワーク やっぺす」の営業資料を作成

日本:ケニアの貧困層の課題を学ぶ、3ヶ月間の新興国ワークショップがスタートしました

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 昨年12月18日(日)、オープンイノベーションハブ「Wonder LAB Osaka」に有志社員11名が集い、パナソニックイノベーションワークショップ(PIWS)第10期がスタートしました。

 今期は、「ケニアのBOPの課題」をテーマに取り上げました。BOPは、Base Of Pyramidの略で、貧困層のことを指します。この層の課題を知り、その課題解決につながる当社のビジネスアイデアの検討を、3ヶ月間のワークショップを通じて行います。事業戦略上もアフリカに注目が集まる中、社員のアフリカへの関心は高く、技術・商品企画・SEなど、さまざまな職種の社員が集まりました。

 はじめに、所属も職種もバラバラで緊張気味の参加者は、自己紹介と簡単なゲームでアイスブレイクを行いました。

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 少しほぐれたところで、今回も全体のコーディネートとファシリテーションをしてくださるNPO法人クロスフィールズ副代表の松島さんから、社会課題を自分ごととして捉える大切さについてご講義いただきました。続けて、参加者それぞれのものの見方や価値観などに気づくためのワークも行いました。

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 つづいて、本日のメイン、講師の坂田泉さんによるご講義です。坂田さんは、ケニアの農工大学で建築教育に従事された後、一般社団法人OSAジャパンを設立され、現在はケニアと日本を往復されながら、日本企業の技術や商品アイデアをケニアで事業にするお仕事をされています。

 坂田さんは、新興国の課題解決のための事業を起こすには、すでに最終的な「かたち」になっている商品やサービスなどをどのように届けるか考えるのではなく、誰と一緒に誰に届けるのかを考えることが大切だ、という講義をしてくださいました。現場で、その人たちの使い方、考え方、やり方など、「かた」を知りそこから考えることが重要だそうです。

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また、お話や写真、動画を通じて、ケニアの住環境・トイレ事情など、建築家ならではの視点も交えて詳しくご紹介いただきました。ケニアへの渡航経験のある参加者もない参加者も、ケニアのイメージをつかむことができました。

 続いて、アフリカ駐在のご経験をお持ちの原田悠子さん(クロスフィールズ)のファシリテーションで、ワークを行いました。まず、坂田さんのご講義を通じて学んだ課題の中から、個人で印象に残ったものを取り上げ、なぜそれを選んだのかを考えます。そして、その課題に着目した理由をグループのメンバーに説明しました。ここでも大切にしたのは、各自の価値観。バックグラウンドが違えば、当然気になる課題も異なり、そのことを人に説明することで、課題をより自分ごととして捉えていくからです。原田さん.JPG

そしてブレスト形式で、各自が取り上げた課題を深掘りし、解決のアイデアを出しました。

 たとえば、「女性や子どもたちが安心して使えるトイレがない」という課題に対して、「資金がない」という課題にとどまらず、「女性の地位が低く、発言力が制限されているのでは?」「文化的に、排泄にまつわることがタブー視されているのでは?」など、より深く検討しました。そして、たくさんの仮説に対する解決策として、「押し付けではない自発的な教育や啓発活動の推進」、「小額でも使用料を徴収し、オーナーシップを高める」など、いろいろなアイデアを出していきました。

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 今後、グループワークから抽出したアイデアを元に、各自で調査を進め、2月11日(土)の第2回では、ブラッシュアップされたアイデアの発表と投票を行い、継続検討するものを選定します。

 この日初対面だったメンバーも、さまざまなワークを通じて一体感を持ち、好調なスタートとなりました。今後、坂田さんのご指導とクロスフィールズのファシリテーションを通じて、当社の新しい社会課題解決型事業のタネが生まれることを目指して、意欲あふれる11名が3ヶ月間を駆け抜けます!最終レポートをお楽しみに・・・!!

【参考リンク】

新興国の社会課題を学び、その解決につながるビジネスアイデアを考えるワークショップ(PIWS)
新興国のNGOの課題を、専門性を活かして解決するボランティア(PIVoT)
新興国・途上国の社会課題解決

日本:タイの健康問題を学ぶ、一日完結の新興国ワークショップを開催しました

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 昨年12月17日(土)、当社オープンイノベーションハブ「Wonder LAB Osaka」で、パナソニックイノベーションワークショップ(PIWS)1day第3期を開催しました。

 「タイの健康問題」をテーマに取り上げた今回のワークショップには、さまざまな事業部から14名の社員が集まりました。そして、急激な経済成長を遂げた東南アジアの新興国のひとつであるタイの、ヘルスケアにまつわる現状と課題を学び、当社の事業機会やビジネスアイデアを考えました。

 前回のベトナムワークショップに引き続き、コーディネーターは、NPO法人ミラツクにお願いしています。

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 まず、職種も所属も異なるメンバーが、数名一組で自己紹介を行います。普段の仕事では関わることのない人たち同士が、ネットワークを広げます。

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 続いて、この日のために来日してくださった、Sunit Shrestaさんに、タイのヘルスケアに関する状況をご講義いただきました。Sunitさんは、2001年にタイ・バンコクに設立された社会起業家育成の草分け的な機関であるChange Fusionの創設者で、タイにおける社会起業家の成長を通じたクリエイティブで持続的な社会の変化に対して、特に社会起業家への投資と、タイやアジアにおけるより良い生態系の構築に焦点を置いて取り組んでおられます。

 アジア各国を比較した場合、タイは、もう感染症が死因にはなり得ないほど、社会が発展していることがわかります。一方で、先進国で大きな課題となっている高齢化やメンタル疾患などが増加しているようです。また、都市部と地方、収入などの格差が大きく、適切な医療にアクセスできない人々も多いのです。

 Sunitさんは、事業の事例もいくつかご紹介くださいました。Change Fusionの投資先である社会的企業のひとつは、体の部位をクリックすると、可能性のある病気がわかるアプリを開発し、遠隔地であっても、病院に頼らずに自分の健康状態を把握できるようなアプリを開発しました。また、別の企業は、家畜や野生動物の死亡や病気に関するデータを収集できるアプリを開発し、鳥インフルエンザのような感染症などの異常発生をいち早く見つけることに貢献しています。

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 次に、ミラツクでヘルスケア領域を担当されている島村実希さんから、ヘルスケア分野での事業開発のポイントをご講義いただきました。

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 まず、ヘルスケア事業においては、ターゲットの年齢や「健康」に対する意識や意欲の有無によって、異なるアプローチが必要であること。そして、「健康意識」は何かのきっかけがあって生まれるということと、その意欲が継続し生活習慣にまで定着するためには、いろいろな手立てが必要であることをご説明いただきました。また、そのしかけをビジネスにした携帯ゲームやイベントなどの事例、また、他社の健康促進の取り組みなどもご紹介いただきました。

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 モデルディスカッションでは、新興国での福祉やヘルスケアの事業立ち上げに携わってこられた一般社団法人「re:terra」の渡辺さやかさんにもご参加いただき、2つの講義の質疑応答を中心に、それぞれの観点から新興国や国内のヘルスケアの現状をお話いただきました。

 以上の情報を元に、最後は、当社の新規事業を考えるグループワークを行いました。参加者で数名のグループを作り、15字以内で表現できる事業コンセプトと、その解決に活用できる当社のリソースを考え、マトリクスを作ります。そして、マトリクスを埋めるようにさまざまなアイデアを出していきました。

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【発表された事業アイデア】
  ①持病の気付きと健康をサポート
  ②こころの余裕をつくるサービス
  ③10代の妊娠とHIVの感染を防ぐ

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 今回も、さまざまな職種・事業部の社員と交流しながら、タイの現状を学び、フレームワーク等を使って新規事業を考える、充実した1日となりました。

【参加者の感想より(抜粋)】

 ・ 業務外で新規事業を考えられるよい経験になった。
 ・ 新規事業を考える際に留意すべきことを、実践を通じて身に付けられた。
 ・ どのように社会に貢献するかということを、実際の仕事を通じて、パナソニックとして、という観点で深く考えられた。
   また、フレームワークもロジカルでわかりやすく、よい学びになった。
 ・ カンパニー・事業部を超えた人とのつながりができた。普段知ることの難しい現場の声が聞けてよかった。

【参考リンク】

新興国の社会課題を学び、その解決につながるビジネスアイデアを考えるワークショップ(PIWS)
新興国のNGOの課題を、専門性を活かして解決するボランティア(PIVoT)
新興国・途上国の社会課題解決


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