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日本:NPOマーケティングフォーラム2015 開催

MFF表紙 .jpg2015年12月5日(土)、特定非営利活動法人NPOサポートセンターとの共催で「NPOマーケティングフォーラム2015」を開催し、100名が参加しました。

本フォーラムでは、当社がNPOサポートセンター、多摩大学総合研究所と協働で実施している「NPOマーケティングプログラム」に参加したNPO7団体の成果報告を行いました。成果報告会では、1団体毎に代表者と7ヶ月間プログラムに伴走した社会人サポーターが登壇して発表し、マーケティングプログラム講師の多摩大学総合研究所の松本祐一教授もコーディネーターとして登壇して取り組みや気づきなどを引き出しました。

~NPOマーケティングプログラムについて~

MF ゲスト.png

NPOにとってマーケティングは、寄付や会員・ボランティアなどの支援を獲得するめ、またサービスなどを提供して対価を得るため、そして組織のミッションを達成するために重要な活動です。NPOマ

ケティングプログラムでは、NPOがマーケティング力を身につけ、そのノウハウを個人のスキルに留まらせず組織全体で共有し活用して、組織が抱える様々な課題を自力で解決できるようになることを目指し、研修と個別支援を行っています。今年は、7カ月のプログラムを、マラソンになぞらえ「マーケソン」をキーワードに実施しました。

7団体の成果報告を2部構成で行い、それぞれの報告の後に、スペシャルプレゼンテーションとして、「greenz.jpが寄付者と取り組む、ほしい未来のつくり方」、「マーケティングを捨てよ、サポートへ出よう」と題してゲストからの話がありました。

【第1部】サービス・商品を顧客と一緒に開発する

MF第1部成果報告6.png

第1部は、顧客開発を中心に行った4団体の成果の発表です

各団体共に、内部環境や外部環境の分析の後、顧客設定を行い、ヒアリングなどで顧客像や顧客のニーズなどの調査をし、サービス・商品を開発していきました。
その過程で、「想定した顧客が存在しない」「考えようによってはあらゆる人が顧客となりえる」など顧客に関する課題だけでなく、「団体らしらとは何か」「そもそもミッションビジョンが無い」「これまで顧客との接点となるイベントをしていなかった」等、組織・運営面の課題まで波及していきました。

課題を改善すると共に、小さく試して更に改善するサイクルをまわすことで、より良いサービス・商品へと昇華させています。

<発表団体とテーマ>
 ■NPO法人ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会 「NPO・NPOで働きたくなる新卒採用ストーリー」
 ■認定NPO法人ファミリーハウス 「子どもをもつ親が、活動を正しく知りたくなるメッセージ」
 ■NPO法人コムラボ 「地域の新商品開発の壁と乗り越え方」
 ■認定NPO法人ヒマラヤ保全協会 「顧客情報ゼロからはじめる、支援者獲得イベント」


【第2部】愛されて成長するサービス・商品の条件

MF 第2部横.png第2部は、サービス・商品開発を中心に行った3団体の成果発表です。
マーケティング手法を活用「顧客がリピートする仕組みを作ることを念頭に、開催セミナーを資格取得のための単位として認定してもらう」ことや、「ボランティアの稼働率を上げるための仕組みづくりにABテストを実施してブラッシュアップする」、「外部環境の変化に合わせ、サービス・商品を変更する」などの成果をあげました。

<発表団体とテーマ>
 ■NPO法人プレーパークせたがや「熱狂的な顧客が生まれる事業開発」
 ■NPO法人キッズドア「大学生が定着する良質なボランティア体験」
 ■NPO法人伊能社中「高校生が泣いて喜ぶ防災コンテンツ」


第1部、第2部の終了後に、7団体のブース展示や、個別相談会を実施し、交流を図りました。

<発表者の声>
■マーケソンの集中講座での「社会は顧客ではない。(絞込みが大切)」との松本先生の言葉が深く刻み込まれている。
■内部環境や外部環境の変化を常日頃から整理して自分達のアプローチに生かしていくことが重要。
■初めから寄付を期待するのではなく、顧客を設定し、丁寧にコミュニケーションを重ねていくことが必要と実感。
      
MF松本先生2.png最後に、講師の多摩大学総合研究所の松本祐一教授から総評がありました。

「今、NPO運営の現場では何をすべきか。先人たちが積み重ねてきたものを引き継ぎながら、これまでにとらわれない柔軟な発想で、
事業を変えていきましょう。マーケティングはそれを実現するための武器となるはず。
今日、素晴らしい成果を発表してくれた団体と、ここに集まっていただいたみなさんで、明日のNPOをつくっていきましょう。」

そして成果発表した7団体からの気づきとして、NPOマーケティング成功のポイントをまとめてくださいました。

 1)テーマや顧客を絞って、深掘りすることで逆に視野や視点が広がる。
 2)みなさんを心から必要とするたった一人の顧客を発見することにまずは注力。
 3)顧客と会えるということがどれだけ価値があるかに気づけば、
   ふだん何気なくやっているイベントや会議の意味も変わってくるはず。
 4)顧客は何かを提供する対象と考えるのではなく、一緒に「商品」を進化させる
   仲間としてとらえれば、接し方が変わります。
 5)データを比較して、適切さを考える。
 6)本当にそれは自分たちがやりたいことかを問い続ける。
   マーケティングは他者(顧客)を通じて、自分(自団体)を知るプロセスでもある。
 7)「終わらない実験」「顧客の対話」を続ける勇気こそ、成功の秘訣。

Panasonic NPOマーケティング プログラム

<関連情報>

NPOマーケティング プログラム 2015 第1回研修

Panasonic NPOサポート ファンド


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